現象1
監視画面に表示されるメッセージの文字が、「_」(アンダースコア)に置き換えられて表示される。
監視画面に表示されるメッセージが、以下の代替メッセージに置き換えられて表示される。
Cannot encode the rest of the messages. Check their contents on the sender system.<xxxxxxxxxxxxxxxxxx> |
<xxxxxxxxxxxxxxxxxx>:変換失敗メッセージ先頭部を16進数で表示する
原因1
UTF-8固有の文字が存在する通知メッセージが、UTF-8コードで動作している運用管理サーバに対して送信された場合、UTF-8固有の文字はSJISコード系に存在しないため、監視画面等に表示できません。
監視画面等への表示を可能にするため、通知メッセージにUTF-8固有の文字が存在する場合は、代替文字として「_」(アンダースコア)に変換して表示を行います。
運用管理サーバで動作しているコード系で処理することができない文字が含まれる通知メッセージの場合は、代替メッセージに変換されて表示が行われます。
出力される代替メッセージは“現象1”の b.の形式となります。
Systemwalkerスクリプトまたはイベントコリレーションのメッセージ変換定義の設定によって、不当な文字コードの文字列に変換された場合、出力される代替メッセージは“現象1”の b. の形式となります。
Systemwalkerスクリプトまたはイベントコリレーションのメッセージ変換定義の設定で不当な文字列に変換された場合、変換する前のメッセージは以下のファイルに出力されます。
[UNIXの場合]
/var/opt/FJSVfwbs/ems/error_text_aol |
[Windowsの場合]
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\MpFwbs\var\ems\error_text_aol |
対処方法1
監視画面等に表示されるメッセージが、代替文字や代替メッセージに変換されて表示された場合、運用等への影響はありませんので、変換されたメッセージで問題が無い場合は対処は必要ありません。
メッセージが変換されることを防止するためには、メッセージを出力しているアプリケーション等を見直して、異常なメッセージを出力しないように対処が必要です。
代替文字や代替メッセージに変換する前のメッセージは、運用管理サーバの以下のファイルに蓄積されています。
このファイル内容から、原因となっているメッセージ発生元を特定し、アプリケーションの設定変更や出力メッセージの見直しを実施してください。
/var/opt/FJSVfwbs/ems/error_text |
Systemwalkerスクリプトまたはイベントコリレーションのメッセージ変換定義の設定によって出力されているメッセージの場合は、Systemwalkerスクリプトまたは、イベントコリレーションのメッセージ変換定義を特定し、正しい文字コードの設定に変更してください。
【error_textファイルの内容】
Systemwalker Centric Manager内の監視イベント発信者
イベント発生元ノード名
イベント発生時間
YYYY:年(西暦)
MM:月
DD:日
hh:時
mm:分
ss:秒
nnnnnn:マイクロ秒
メッセージテキスト文字列
【ファイルの実例】
Sender = MpMcsys NodeName = node1 Timestamp = 20001006193227.000000+540 Eventtext = 運用管理サーバで変換に失敗したメッセージ
【error_text_aolファイルの内容】
Systemwalker Centric Manager内の監視イベント発信者
イベント発生元ノード名
イベント発生時間
YYYY:年(西暦)
MM:月
DD:日
hh:時
mm:分
ss:秒
nnnnnn:マイクロ秒
メッセージテキスト文字列
監視イベント種別
【ファイルの実例】
Sender = MpMcsys NodeName = node1 Timestamp = 20001006193227.000000+540 Eventtext = 間違ったコード系の文字列 Category = その他
上記のファイルの内容から原因となっている、Systemwalkerスクリプトまたは、イベントコリレーションのメッセージ変換定義を特定し、正しい文字コードの設定に変更してください。
なお、コリレーションログファイルを確認することで該当時間に発生したイベントについて以下が確認できます。コリレーションログファイルも合わせて確認してください。
イベント監視の条件定義のどの行数と一致したのか
イベント監視の条件定義の[メッセージ監視]-[メッセージの編集]に、Systemwalker スクリプトのプロシージャ名が定義されています。
どのイベントコリレーションの定義が実行されたのか
コリレーションログの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
現象2
以下のメッセージが表示される。
Invalid character code. Text is deleted.
原因2
受信したSNMPトラップのVarBindに含まれるデータに、UTF-8固有文字が含まれています。
対処方法2
SNMPトラップの送信元(監視対象機器)の文字コードをSJIS、またはEUCに設定してください。