Systemwalker Centric Manager運用時の留意事項を、以下に説明します。
表示名の文字種
Systemwalker Centric Managerでは、監視ウィンドウに表示されるフォルダやアイコンの表示名に以下の文字を使用しないでください。
「!」、「*」の半角の各文字
「\^」、「\-」の連続した半角の2文字
ドメイン名の長さ
Systemwalker Centric Managerでは、ドメイン名は半角英数字128文字以内で指定してください。
システム時間
Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバでは、システム時間の日付を過去に戻す操作を行わないでください。日付を戻した場合、監視メッセージ・監視イベントの表示や監視メッセージ検索が正常に行われないことがあります。
メッセージ
Systemwalker Centric Managerの運用中、システムのログファイルに下記のメッセージが出力されることがありますが、重症エラーではありません。システムおよびSystemwalker Centric Managerを運用する上で、何も問題はありません。
[メッセージ] SQL文の実行で重症エラーを検出しました:"qdg12825u スキーマ"MPLSxxxx"の表"DATATBL"内に定義されているDSI"#MPLSxxxx#DATATBL*"の容量が不足しました。(システム名=CENTRIC)" |
メッセージ中のxxxxには以下のどれかの文字列が入ります。
OBJ0
ALM3
ALM4
メッセージ中の * には1~8の数字が入ります。
運用管理サーバにおいて、下記のメッセージがコンソールまたはイベントログに出力されることがありますが、自動的にリカバリされるため運用に支障はありません。
rdb: ERROR: qdg02869u:DSI'SYSTEMWALKER_DB.OBJ*_xxxx_0000'の'BASE'に対する自動容量拡張に失敗しました 割付け量='?'キロバイト(system名=CENTRIC) |
rdb: ERROR: qdg02869u:DSI'SYSTEMWALKER_DB.OBJ*_xxxx_0000'の'BASE'に対する自動容量拡張に失敗しました 割付け量='?'キロバイト(system名=CENTRIC) |
rdb: ERROR: qdg12212u:RDBIIディクショナリでデッドロックが発生しました |
注意
xxxxには次のどれかの文字列が入ります。
DSI1、XDSI1、XDSI2
* には 1~8000 のどれかの数字が入ります。
? には数字が入ります。
Systemwalker Centric Manager が停止している間に発生した自システムのメッセージは、起動後、以下のように監視されます。
Windows版の場合
Systemwalker Centric Manager が停止している間に発生した、イベントログ、ログファイル監視(ローカルドライブ上のログファイル監視、共有ディスク上のログファイル監視)のメッセージは、Systemwalker Centric Manager が起動後、各ログにおいて停止期間に発生したメッセージすべてを監視します。
UNIX版の場合
Systemwalker Centric Manager が停止している間に発生した、シスログ、ログファイル監視(ローカルドライブ上のログファイル監視)のメッセージは、Systemwalker Centric Managerが起動後、各ログにおいて停止期間に発生した最新の500メッセージを監視します。ログファイル監視(共有ディスク上のログファイル監視)のメッセージは、Systemwalker Centric Manager が起動後、停止期間に発生したメッセージすべてを監視します。
Systemwalker Centric Managerの停止処理が開始してから終了するまでの間に発生したメッセージは、Systemwalkerコンソールに表示されるまでのデータ保証がされません。そのため、次回、Systemwalker Centric Managerを起動してもそのメッセージはSystemwalkerコンソールに表示されない場合があります。
運用管理サーバで使用するSymfoware Server のバージョンがV9.0以降でない場合、以下のエラーメッセージがSystemwalkerコンソール、またはイベントログに出力されることがありますが、運用に支障がないため、対処は不要です。
qdg02252u:rdbstopコマンドのオペランドの指定に誤りがあります (システム名=CENTRIC) |
OS種別の表示について
上位システムの製品バージョンレベルが、下位システムより古い場合、監視対象となるWindowsのサーバOSが最新であっても、OS種別は異なって表示されます。詳細は“Systemwalker Centric Manager 解説書”の“上位システムの製品バージョンレベルが、下位システムより古い場合のサーバOS表示について”を参照してください。
電源制御ソフトを使用して、電源OFFを行っている場合は、Systemwalker Centric Managerのサービスが完全に停止してから電源OFFとなるよう、サービス停止開始からシャットダウンまでの時間を設定してください。
UNIX固有の留意事項
グループ
Systemwalker Centric Managerをインストールすると、sw000001~sw000007までのグループが作成されます。sw000001~sw000007までのグループがすでにグループとして登録されていた場合は、別の番号でグループが作成されます。
このグループは、Systemwalker Centric Managerのセキュリティロールと関係付けられています。Systemwalker Centric Managerをインストールしている状態ではこれらのグループを削除しないでください。
シスログデーモン起動時の留意事項
Systemwalker Centric Managerがイベント監視中に異常を検出した場合、シスログへ通知メッセージを出力します。シスログデーモンが起動される際、システム環境変数のLANGが設定されていない場合、通知メッセージが正しく出力されません。システム環境変数にLANGが設定されているかどうか確認し、設定されていない場合、LANG環境変数を設定し、シスログデーモンを再起動してください。なお、システム環境変数を変更した場合、システムを再起動してください。システム再起動時にシスログデーモンは起動されます。
【Solaris】
[システム環境変数:/etc/default/init] |
【Red Hat Enterprise Linux 6以前】
[システム環境変数:/etc/sysconfig/i18n] |
【Red Hat Enterprise Linux 7以降】
[システム環境変数:/etc/locale.conf] |
【AIX】
[システム環境変数:/etc/environment] |
注意
SJIS環境ではSystemwalker Centric Managerが出力するメッセージは英語となります。
【HP-UX】
環境変数LANGの設定にかかわらず英語で出力します。 |
Systemwalker Centric Managerの起動前に、シスログ、または監視ログファイルに出力されたメッセージの扱い
Systemwalker Centric Managerの起動前に、シスログ、または監視ログファイルに500件を超えるメッセージが出力された場合、最新の500件が監視対象となります。