ここでは、監視対象となるノードに対する条件について説明します。
SNMPエージェント
サーバ性能情報の情報ソース
アップデートモジュール
SNMPエージェント
ネットワーク性能の監視は、SNMPプロトコル通信を用いて実現されます。したがって、ネットワーク性能監視の対象とするノードには、SNMPエージェントをインストールし、動作させておく必要があります。SNMPエージェントのインストールやセットアップ方法については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
ポイント
監視可能ノードの判定方法について
性能監視では、監視対象のノードでSNMPエージェントが動作していないと、性能情報を収集することができません。性能監視の監視に必要なノード情報は、ノード検出時に獲得します。このときに、監視対象とするノード上でSNMPエージェントが動作していない場合、監視に必要なノード情報を獲得することができません。
ポリシーの設定操作によりノードを監視対象にしようとするとき、ノード情報により監視が可能かどうかをチェックします。
サーバ性能情報の情報ソース
サーバの性能情報は、OSが提供するインタフェースから性能情報を収集することにより実現されます。ここでは、性能情報を収集するための条件について説明します。
UNIXのサーバ性能情報
UNIXのサーバ性能情報は、OSが提供する性能コマンド(sarコマンドなど)を定期的に実行することにより収集しています。Solarisの場合、OSにバンドルされている次のパッケージがインストールされていることが条件になります。
Solaris 10以前
SUNWaccu
Solaris 11以降
system/accounting/legacy-accounting
注意
diskperfコマンドを実行した場合は、システムの再起動が必要です。
アップデートモジュール
部門管理サーバ、業務サーバのバージョンレベルが古い場合、サーバ性能監視機能で作成したポリシーを配付することができません。配付に失敗します。この場合は、Systemwalker Centric ManagerのDVDに同梱されている性能監視のupdateパッチを適用する必要があります。アップデートモジュールとその適用方法の詳細が、以下に格納されています。
Windows(R)の場合 | UNIXの場合 | ||
---|---|---|---|
Windows32bit版 | Windows64bit版 | ||
アップデートモジュール | DVDまたはネットワーク接続したドライブ\MAIN\tool\pfmupd | DVDまたはネットワーク接続したドライブ\Client\tool\pfmupd | DVDまたはネットワーク接続したドライブ\Client\tool\pfmupd |
アップデートモジュールの適用方法 | DVDまたはネットワーク接続したドライブ\MAIN\tool\pfmupd\Readme.txt | DVDまたはネットワーク接続したドライブ\Client\tool\pfmupd\Readme.txt | DVDまたはネットワーク接続したドライブ\Client\tool\pfmupd\Readme.txt |
アップデートモジュールの適用が必要なバージョンレベル | SystemWalker/CentricMGR V5.0L10 SystemWalker/CentricMGR V5.0L20 | SystemWalker/CentricMGR 5.0 SystemWalker/CentricMGR 5.1 |
(UNIXの場合、PCクライアントのインストール媒体に格納されています。)