ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Centric Manager V17.0.1 使用手引書 監視機能編(互換用)

9.3.2 固定IP環境でノードの変更を監視する

固定IP環境のノードの変更を定期的に監視し、新たなノードの検出、IPアドレスの変更、ノードの削除、および、許可されていないノードがネットワークに接続したことを監視し、イベントで通知することができます。

固定IP環境のノードを監視する

監視できる事象は以下のとおりです。

イベントを通知する条件

通知するイベント

種別

メッセージ文

発生先ノード

ノードが追加された場合

警告

新しいノードを検出しました。(XXX.XXX.XXX.XXX)

追加されたノード

既存ノードのIPアドレスが変更された場合

警告

IPアドレスが変更されました。(XXX.XXX.XXX.XXX->YYY.YYY.YYY.YYY)

変更されたノード

ノードが削除された場合

警告

ノードが削除されました。(hostname,XXX.XXX.XXX.XXX)

運用管理サーバ

許可されていないノードが追加された場合(MACアドレスが取得できる場合)

エラー

許可されていないMACアドレスを検出しました。(FF:FF:FF:FF:FF:FF,XXX.XXX.XXX.XXX)

対象ノード

許可されていないノードが追加された場合(MACアドレスが取得できない場合)

警告

MACアドレスが不明なノードを検出しました。(XXX.XXX.XXX.XXX,代表インタフェース)

対象ノード

SNMPエージェントが動作していない場合

警告

ノードのSNMPエージェントからの応答がありません。(XXX.XXX.XXX.XXX)

対象ノード

XXX.XXX.XXX.XXX、YYY.YYY.YYY.YYY:IPアドレス
hostname:ホスト名
FF:FF:FF:FF:FF:FF:MACアドレス

ノードの変更を監視するための設定

ノードの変更を監視するためには、以下の設定が必要です。

ポリシーの設定

Systemwalkerコンソールから対象のノード、またはフォルダを選択しポリシーを設定します

設定するポリシー

Systemwalkerコンソールのメニュー

[ノード検出]

[ポリシー]-[ポリシーの定義]-[ノードの監視]-[ノードの検出]

[稼働状態の監視]

[ポリシー]-[ポリシーの定義]-[ノードの監視]-[稼働状態の監視]

稼働状態の監視については、“ノードの稼働状を監視する”を参照してください。

監視する対象の設定

通常は方法1により設定します。

Systemwalkerコンソールに登録されているMACアドレスとサブネットアドレスを元にして設定する場合は、方法2により設定が簡単になります。

[方法1]

  1. 以下のコマンドを実行し、ノード変更監視設定ファイルを作成します。

    mpfwdset -o -f detect.txt

    →ノード変更監視設定ファイル(detect.txt)が作成されます。

    1. ノード変更監視設定ファイルを編集して、許可するMACアドレスを記述します。

    2. ノード変更監視設定ファイルを編集して、監視するサブネットアドレスを記述します。

    3. ノード変更監視設定ファイルを編集して、監視する事象の設定を“on”にします。

  2. 以下のコマンドを実行します。

    mpfwdset -i -f detect.txt

    →ノード変更監視設定ファイルの情報がノード変更監視に反映されます。

[方法2]

  1. 監視する事象を登録します。

    1. ノード変更監視設定ファイルのひな形ファイルを出力します。

      mpfwdset -o -f detect.txt
    2. ノード変更監視設定ファイル(detect.txt)に、監視する事象の設定を“on”にして記述します。

      ノード変更監視設定ファイルの内容例(ノードが追加された事象を監視する場合)

      Detect1 = on
    3. 以下のコマンドを実行します。

      mpfwdset -i -f detect.txt

      →ノード変更監視設定ファイルの情報がノード変更監視に反映されます。

  2. 監視するノードのMACアドレスを登録します。

    1. 以下のコマンドを実行します。

      mpcmcsv -m OUT -o NODE -f node.csv
    2. CSVファイルを編集して、監視対象外のノード情報を削除します。

    3. 以下のコマンドを実行します。

      mpfwdset -i -m 26 -f node.csv

      →CSVファイルの情報がノード変更監視に反映されます。

  3. 監視するサブネットアドレスを登録します。

    1. 以下のコマンドを実行します。

      mpcmcsv -m OUT -o FOLDER -f folder.csv
    2. CSVファイルを編集して、監視対象外のサブネットフォルダ情報を削除します。

    3. 以下のコマンドを実行します。

      mpfwdset -i -s 8 -f folder.csv

      →CSVファイルの情報がノード変更監視に反映されます。

mpcmcsv(構成管理情報のCSV入出力コマンド)、mpfwdset(ノード変更監視設定コマンド)、ノード変更監視設定ファイルの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

ノード管理ツリーまたは業務管理ツリーで監視する場合

「ノードが削除された場合」のイベントをノード管理ツリーまたは業務管理ツリーで監視する場合は、イベントの発生元が運用管理サーバとなるため、監視するツリーに運用管理サーバを追加してください。