各設定を行う前に必要な作業について説明します。
リモートコマンドを使用可能にする
業務サーバのインストール時、イベント通知先を指定するときの接続方法で「通知先へは必要な時だけ接続する」(必要時接続)を選択した場合、以下のときに、運用管理サーバから被監視システムに対してリモートコマンドを投入できないことがあります。
業務サーバの導入時に運用管理サーバが未起動であったとき
イベント通知先のシステムとの通信が不可能であったとき
上記の場合、以下のコマンドを被監視システムから実行し、運用管理サーバと被監視システムの間の通信経路を確立してください。
opaconstat -a
通信経路が確立されたことを確認するには、以下のコマンドを運用管理サーバから実行します。業務サーバのホスト名が「systemC」である場合、以下のように「systemC」が出力結果に表示されたら、運用管理サーバに接続情報が登録されています。
c:\>opaconstat -o <--( )―systemA systemA <--(PART)―systemB systemA <--(PART)-- systemC
opaconstat(接続構成登録/削除/表示コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
ノードの自動検出を行う
Systemwalker Centric Managerをインストール後、運用管理サーバ、または運用管理クライアントで、[Systemwalkerコンソール[監視]]ウィンドウを表示すると、初回だけ[ノード検出]画面が表示されます。ここで、ノードの自動検出を行うことができます。
注意
IPv6のノードを検出する場合
ホスト名一覧を運用管理サーバで一覧取得できるようにDNSサーバを設定してください。
Red Hat Enterprise Linux 8以降の環境の場合、Windows Server 2012以前のDNSサーバに設定したノードは、一覧取得できないため検出できません。Windows Server 2012 R2以降のDNSサーバを利用してください。
ノード検出の手順を以下に説明します。
運用管理サーバ、または運用管理クライアントで、[スタート]-[Systemwalker Centric Manager]-[Systemwalkerコンソール]を選択します。
→自動再接続モードで、Systemwalkerコンソールが起動されます。
Systemwalkerコンソールで[機能選択]ボックスから[監視]を選択します。
→[Systemwalkerコンソール[監視]]ウィンドウが表示され、インストール後の初回だけ[ノード検出]画面が表示されます。
[一般]タブを選択し、以下の値を設定します。
[検出範囲]:初期値(運用管理サーバが属するサブネット)
[SNMPエージェント]の[コミュニティ名]:トラップコミュニティ名を入力します。ここでは、必ず、“SNMPサービスの設定”で入力した値を設定してください。
検出モードの項目を設定します。
[詳細]タブを選択し、以下の値を設定します。
[検出モード]:高速(初期値は確実)
[OK]ボタンをクリックします。
→ノードが自動検出され、サブネットフォルダが自動作成されます。
必要に応じてノードの自動検出を行う方法については、“ノードを検出する”を参照してください。