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Systemwalker Centric Manager V17.0.1 導入手引書

4.3.2 イベント監視に必要な資源

イベント監視では、以下のファイルが作成されます。

それぞれのファイルの内容は、イベント監視のコマンドおよびAPIで参照することができます。イベント監視用コマンドの概要については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を、APIの詳細については、“Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド”を参照してください。

ここでは、それぞれのファイルの見積もり方法を説明します。

メッセージログファイルの見積もり

ディスク使用量の見積もり手順

  1. 保存するメッセージの総数を以下の計算式で算出します。

    【T】=【M】×【S】×【D】

    【T】:保存するメッセージの総数。

    【M】:1システムあたり1日に出力されるメッセージの平均個数。

    (予測値)運用に応じて概算値を設定します。

    【S】:メッセージを保存するシステム数。

    監視システムの場合は、監視するシステムの数+1(自システム)とします。

    中継するシステムがある被監視システムの場合は、運用に応じて以下の値を計算します。

    下位システムのメッセージも保存する場合:

    下位システム数 + 1(自システム)とします。

    下位システムのメッセージは保存しない場合:

    1(自システム)とします。

    中継するシステムがない場合:

    1(自システム)とします。

    【D】:メッセージを保存しておく日数。

  2. 1.で求めた【T】を以下の式の【T】に当てはめ、式が成立するように「L」と「N」の値を決定します。

    【L】×【N】=【T】

    【L】:コマンドログファイル数。(1~19の範囲)

    【N】:1ログファイルあたりのコマンドとその応答の格納数。

    • Windows版の場合:255~16,383の範囲

    • UNIX版の場合:255~100,000の範囲

  3. ディスク使用量を以下の計算式(単位:バイト)で計算します。

    ディスク使用量 =

    (【L】+ 1) ×【N】 × (メッセージ長の平均 + 150)

    メッセージ長の平均の目安は、100バイトと考えてください。

【UNIX版】

UTF-8環境の場合、メッセージ長の平均の目安は、150バイトと考えてください。

例えば、1システム1日あたり平均80個のメッセージが発生し、10システムの1か月分のメッセージを保存したい場合は、以下のような見積もりになります。

(メッセージ長の平均を100で計算した場合)

【T】= 80 × 10 × 30 = 24,000
【T】= 15(=L) × 1,600(=N)


ディスク使用量 =

16 × 1,600 × 250 = 6,400,000(B) = 約6MB

滞留メッセージ保存ファイルの見積もり

滞留メッセージ保存ファイルの見積もり式は、運用管理サーバの場合と同様です。“運用管理サーバの環境構築”の“イベント監視に必要な資源”を参照してください。

アクション実行履歴ファイルの見積もり

アクション実行履歴ファイルの見積もり式は、運用管理サーバの場合と同様です。“運用管理サーバの環境構築”の“イベント監視に必要な資源”を参照してください。

イベント監視の条件定義、イベントコリレーション定義の過去定義ファイル

イベント監視の条件定義、イベントコリレーション定義の過去定義ファイルの見積もり式は、運用管理サーバの場合と同様です。“運用管理サーバの環境構築”の“イベント監視にな資源”を参照してください。