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Systemwalker Centric Manager V17.0.1 導入手引書

3.16 インストール媒体の準備【Solaris/Linux】

Systemwalker Centric Managerをインストールするための媒体を準備します。

本製品のDVDをマウントする場合は、以下のようにmountコマンドで明示的にISO 9660ファイルシステムを指定することを推奨します。

【Linux】

# /bin/mount -t iso9660 -r /dev/デバイスファイル名 DVDのマウントポイント

【Solaris】

# /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/デバイスファイル名 DVDのマウントポイント 

注意

本製品のDVDは、「UDF Bridge」形式で作成されています。このため、ISO 9660ファイルシステムまたはUDFファイルシステムのどちらかでマウントすることが可能ですが、UDFファイルシステムでマウントした場合には、実行ファイルの実行権限が除去されることがあります。この場合、インストーラが実行できないなどの問題が発生します。

OSによっては以下のマウント仕様となっている場合がありますので、注意してください。マウントされているDVDのマウントオプションについては、mountコマンドを引数なしで実行することで確認できます。

  • 自動マウントまたはmountコマンドでファイルシステムオプションを省略してDVDをマウントした場合に、UDFファイルシステムでマウントされるため、DVD上のコマンドを実行することができない

  • Red Hat Enterprise Linux 5で自動マウントデーモン(autofs)によるDVDの自動マウントを行った場合、マウントオプションに「noexec」が設定されるため、DVD上のコマンドを実行することができない

参考

製品メディアをドライブ装置にセットできない場合

Systemwalker Centric Managerの製品メディアをドライブ装置にセットできない場合は、製品メディアのISOイメージファイルをインストール先のコンピュータにコピーして、マウントしてください。

ISOイメージファイルをマウントする例 (Linux)
# /bin/mount -t iso9660 -ro loop ISOイメージファイルの絶対パス マウント先絶対パス

ローカルインストールの場合

インストール前の準備作業は、特に必要ありません。

ネットワークインストールの場合

ネットワークインストールを行う場合は、あらかじめDVD装置を装備したサーバにインストール媒体のDVDをセットしておきます。

サーバ側の作業
  1. スーパーユーザでログインします。

  2. DVDをマウントしたパーティションに対してnfs共有可能なように共有設定を行います。なお、運用管理サーバをインストールする場合は、no_root_squashオプションを指定することで、root squashingを無効にする必要があります。

  3. インストール先のコンピュータの作業担当者に以下の情報を通知します。

    • サーバのIPアドレス

    • マウント可能なディレクトリパス

インストールする側のコンピュータでの作業

スーパーユーザでログインし、サーバ側の共有設定したパーティションに対してnfsマウントします。