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Systemwalker Centric Manager V17.0.1 導入手引書

1.9.6 プロセス監視に関する注意事項【UNIX】

マシン起動時に非常に多くのデーモンが起動するなど、比較的起動時に負荷のかかるマシンにおいては、資源配付のプロセスの起動に時間がかかるため、シスログに以下のようなプロセス監視のエラーメッセージが出力されることがあります。

UX:MpPmonC: ERROR: 10002: Systemwalker Centric Manager のプロセス(drmsdemon)が正常に動作しているか確認してください。

上記のエラーメッセージのあとに、以下のメッセージが出力されていれば、問題ありません。

UX:drmsd: INFO: [00001] drms has been started.

プロセス監視のエラーメッセージを出力させたくない場合は、プロセス監視の動作環境定義ファイル(mppmon.ini)のプロセス監視が開始されるまでの待ち時間(StartWait)を変更することで対処できます。

StartWaitの値は、以下の2つのメッセージの出力時間の差分以上の値を秒換算して設定してください。

MpPmonC: Systemwalker Centric Manager のプロセス監視(%1)が起動しました。

  ↓この出力時間差を設定

UX:drmsd: INFO: [00001] drms has been started.

(%1: Local または Cluster)

プロセス監視の動作環境定義ファイル(mppmon.ini)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

)

以下のようにエラーメッセージが出力された場合は、mppmon.iniのStartWaitに250以上(3600以下)の値を設定します。

エラーメッセージ出力:

May 21 11:51:30 HOSTNAME UX:MpPmonC: INFO: 10000: Systemwalker Centric Manager のプロセス監視(Local)が起動しました。

  ↓

May 21 11:55:40 HOSTNAME UX:drmsd: INFO: [00001] drms has been started.

計算式:

(11:55:40) - (11:51:30) = 4:10 = 250[秒]

mppmon.iniの設定

# Process Monitoring Definition File
#   Systemwalker Centric Manager
#   Systemwalker Operation Manager

[Common]
StartWait=250  <---ここの値を変更する
            # Interval to Start Monitoring
            # 60-3600 secs is available