ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Centric Manager V17.0.1 導入手引書

1.3 導入作業に必要な情報を収集する

Systemwalker Centric Managerを導入するにあたっては、事前に管理対象とするシステムやネットワークに関する情報を収集しておく必要があります。導入時に最低限必要となる情報を以下に示します。

管理対象とするネットワークについての情報

これらの情報は、管理ドメイン/サブドメインの構成を検討する場合に必要となります。管理ドメインとサブドメインについては、“システム構成を定する”を参照してください。

管理対象とするサブネットについての情報

これらの情報は、Systemwalkerコンソールを編集する場合や監視業務を行う場合に必要となります。

管理対象とするノードについての情報

以下の情報は、管理対象とするノードの管理方法を検討する場合や監視業務、配付業務などを行う場合に必要となります。

注)
  • コミュニティ名

    SNMPエージェントのMIB情報にアクセスする際に使用する認証用の文字列です。

    SNMPv1またはSNMPv2CのSNMPエージェントと通信を行う場合に必要となります。

    そのため、Systemwalker Centric Managerで定義するコミュニティ名は、SNMPエージェントで設定されているものと合わせる必要があります。

    また、SNMPエージェントにて変更した場合は、その都度、Systemwalker Centric Manager側でも変更してください。

    • [ノード検出]の設定画面

    • [MIB取得]/[MIB設定]

    • [ノードプロパティ]の[ネットワーク]タブの[Rコミュニティ名]

    • [フォルダプロパティ]の[ネットワーク]タブの[SNMPコミュニティ名]

  • SNMPv3の設定

    SNMPv3エージェントのMIB情報にアクセスする際には、SNMPv3で新しく追加されたセキュリティパラメタを使用する必要があります。

    • ユーザ名

    • セキュリティエンジンID

    • セキュリティレベル (authPriv/authNoPriv/noAuthNoPriv)

    • 認証プロトコル (MD5/SHA)

    • 認証パスワード

    • 暗号化プロトコル (DES/AES/3DES)(*)

    • 暗号化パスワード

      *)被監視ノードのOSがRed Hat Enterprise Linux 9の場合、DES/3DESの設定は利用できません。
  • Systemwalker Centric Managerで定義するSNMPv3のセキュリティパラメタ

    コミュニティ名同様、SNMPエージェントで設定されているものと合わせる必要があります。

    また、SNMPエージェントにて変更した場合は、その都度、Systemwalker Centric Manager側でも変更してください。

    • [ノード検出]の設定画面 (セキュリティエンジンIDは除く)

    • [MIB取得]/[MIB設定]

    • [ノードプロパティ]の[ネットワークタブ]の[SNMPv3の設定]

    • [フォルダプロパティ]の[ネットワークタブ]の[SNMPv3の設定]

    • SNMPv3トラップを送信するノードが所属する部門フォルダのプロパティ

なお、Systemwalker Centric Managerで監視に使用するMIB情報については、以下を参照してください。SNMPエージェント側の設定にてアクセス制御を設定した場合、正しく監視できないことがあります。

インストール時に必要な情報

Systemwalker Centric Managerをインストールするときには、以下の情報が必要です。これらの情報は、インストールを実行する前に収集し、システムの構成を決定しておいてください。

また、利用する機能により以下の情報が必要です。

運用管理サーバの環境作成時に必要な情報

運用管理サーバの環境作成時に必要となる以下の情報を収集します。各項目の詳細については、“運用管理サーバの環境構築”を参照してください。