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Interstage Business Application Server オープンJavaフレームワークユーザーズガイド GlassFish編

1.3.1 基本的な構成

オープンJavaフレームワークを使用する場合の基本的な構成について説明します。

基本的な構成は、以下の6パターンがあります。

項番

パターン

説明

選択のポイント

1

Spring WebMVCを使用する構成

プレゼンテーション層にSpring WebMVC機能を使用して、ビジネスロジック層ではSpring FrameworkのDI機能やAOP機能、データベースアクセス層ではSpring FrameworkのJPA連携やJDBC連携を利用する構成です。

Blocking I/OであるServlet APIに基づくWebアプリケーションで、JDBCやJPAを使ったデータベースアクセスをしたい場合に選択します。

またSpring Framework 4.3以前を使用した既存のアプリケーションからの移行の場合にSpring WebMVCを選択します。

2

Spring WebFluxを使用する構成

プレゼンテーション層にSpring WebFlux機能を使用する構成です。

Servlet 3.1のNon-blocking I/Oに基づくWebアプリケーションを利用したい場合に選択します。

3

MyBatisだけを使用する構成

MyBatisのO/Rマッピング機能だけを使用する構成です。

プレゼンテーション層にSpring Frameworkを使用せずにユーザー独自で作成した場合や、EJBのSession BeanからMyBatisのO/Rマッピング機能を使用する場合などに選択します。

4

Spring WebMVCとMyBatisを使用する構成

プレゼンテーション層にSpring WebMVC機能を使用して、ビジネスロジック層でSpring FrameworkのDI機能やAOP機能を利用する場合で、データベースアクセス層でMyBatisのO/Rマッピング機能を使用する構成です。

Spring WebMVCを利用したい場合で、データベースアクセスでSQLによる細かな制御が必要な場合に選択します。

5

Strutsだけを使用する構成

Strutsを使用したWebアプリケーションの構成です。

既存Strutsアプリケーションからの移行の場合に選択します。
Struts 1.2を利用する場合、Interstage Business Application Serverにおける機能拡張である一貫したログ(注)を使用できます。

注)

一貫したログ機能でGlassFish上ではログの出力先を高信頼性ログにすることはできません。一貫したログ機能については“付録B 標準ログ”を参照してください。

Spring FrameworkとMyBatisを連携させる方法については、“3.4.4.2 MyBatisを使用するSpring Frameworkのアプリケーションの作成”を参照してください。