[可変情報]
s*:メッセージファイル名
t*:エラー詳細メッセージ
[意味]
コマンドパラメタで指定されたメッセージファイルに格納されるXMLデータに不正が検出されました。
[システムの処理]
このコマンドの処理を続行します。
[ユーザの対処]
誤ったファイルを-fオプションに指定した可能性があります。その場合は、正しいメッセージファイル名を-fオプションに指定し、再度処理を実行してください。
また、メッセージファイルに、以下のような原因で文字コードの異常がある可能性がありますので確認してください。
利用者が誤ってメッセージファイルをエディタなどで開き、“UTF-8”以外の文字コードで保存してしまった。
FTPクライアントなどで、メッセージファイルを他のマシンに移動する際に、ファイルの文字コード変換を行ってしまった。
メッセージファイルを他のマシンに移動する際に、移動が不完全に終わってしまった。
エラー詳細メッセージに、以下の表に含まれる文字列が含まれる場合には、以下のいずれかの対処を行い、処理を再実行してください。
メッセージに含まれる文字列 | 意味 |
---|---|
Content is not allowed in prolog. | 以下のいずれかの可能性があります。
|
The version is required in the XML declaration. | XML宣言部のバージョンの記述に誤りがある可能性があります。 |
The encoding declaration is required in the text declaration. | XML宣言部のエンコーディング宣言の記述に誤りがある可能性があります。 |
Attribute name "message" associated with an element type "X" must be followed by the ' = ' character. | "message"アトリビュートの前に、"X"という記述誤りがあります。 |
The content of elements must consist of well-formed character data or markup. | XML文法上、記述に誤りがあります。 |
Element type "busiessData" must be followed by either attribute specifications, ">" or "/>". | XML文法上、記述に誤りがあります。 |
The element type "X" must be terminated by the matching end-tag "</X>". | "X"要素について、終わりを示すタグの記述に誤りがあります。 |
“指定された業務データは存在しません。” | フロー定義に定義された業務データ名とメッセージファイルの業務データ名が不一致です。 |
“業務データの配列要素数が制限を超えています。” | 配列型の業務データに指定可能な最大要素数を超えて指定されています。 |
“業務データのname属性の指定に誤りがあります。” | dataタグのname属性に誤りがあります。 |
“業務データのexist属性の指定に誤りがあります。” | dataタグのexist属性に誤りがあります。 |
“ユーザ定義クラス型がCLASSPATHに設定されていないか、業務データ(ユーザ定義クラス型)の設定に誤りがあります。” | 業務データに含まれているユーザ定義型のクラスがCLASSPATHに設定されていない、または、CLASSPATHに設定されているクラスとメッセージファイルに含まれるデータのクラス定義が一致しません。
|
“業務データ(Byte型)の設定に誤りがあります(ABC)。” | 業務データABCの記述に誤りがあります。 |
“flowNameタグの形式に誤りがあります。” | flowNameタグに記述誤りがあります。 |
注)太字部分が誤っている記述例です。誤っている部分が“空白”の場合は、その前後の文字を太字にしています。
また、エラー詳細メッセージから原因がわからない場合は、以下を参考にして見直してください。
メッセージファイルの文法規約
“Interstage Business Application Server 運用ガイド(アプリケーション連携実行基盤編)”の“異常処理出口を使用したメッセージの復旧”の“メッセージの修正”に記載されています。