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Interstage Business Application Server メッセージ集

3.4.56 FSP_INTS-BAS_AP2584

FSP_INTS-BAS_AP: ERROR: 2584: Illegal XML data was detected stored in a message file: message file name=s*, description=t*
FSP_INTS-BAS_AP: エラー: 2584: メッセージファイルに格納されるXMLデータに不正が検出されました: メッセージファイル名=s*, 詳細=t*

[可変情報]
s*:メッセージファイル名
t*:エラー詳細メッセージ

[意味]
コマンドパラメタで指定されたメッセージファイルに格納されるXMLデータに不正が検出されました。

[システムの処理]
このコマンドの処理を続行します。

[ユーザの対処]
誤ったファイルを-fオプションに指定した可能性があります。その場合は、正しいメッセージファイル名を-fオプションに指定し、再度処理を実行してください。
また、メッセージファイルに、以下のような原因で文字コードの異常がある可能性がありますので確認してください。

エラー詳細メッセージに、以下の表に含まれる文字列が含まれる場合には、以下のいずれかの対処を行い、処理を再実行してください。

メッセージに含まれる文字列

意味

Content is not allowed in prolog.

以下のいずれかの可能性があります。

  • 指定したファイルそのものが誤っている可能性があります。正しいメッセージファイル名を指定しているかどうかを確認してください。

  • XML宣言部の記述に誤りがある可能性があります。
    例:!<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>(注)
    例:#<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>(注)
    例:< message>(注)

The version is required in the XML declaration.

XML宣言部のバージョンの記述に誤りがある可能性があります。
例:<?xml versi="1.0" encoding="UTF-8"?>()

The encoding declaration is required in the text declaration.

XML宣言部のエンコーディング宣言の記述に誤りがある可能性があります。
例:<?xml version="1.0" encod="UTF-8"?>(注)

Attribute name "message" associated with an element type "X" must be followed by the ' = ' character.

"message"アトリビュートの前に、"X"という記述誤りがあります。
例:<X message>(注)

The content of elements must consist of well-formed character data or markup.

XML文法上、記述に誤りがあります。
例:余計な空白がある場合
    < correlationID>ID000001</correlationID>(注)
例:余計な空白がある場合
    <errorDestination>ErrorQueue< /errorDestination>(注)

Element type "busiessData" must be followed by either attribute specifications, ">" or "/>".

XML文法上、記述に誤りがあります。
例:要素名に余計な禁則文字がある場合
    <busine#ssData>(注)
例:要素名に余計な禁則文字がある場合
    <businessData!> (注)
      ~~
    </businessData>
例:余分な二重引用符がある場合
    <businessData="X">(注)

The element type "X" must be terminated by the matching end-tag "</X>".

"X"要素について、終わりを示すタグの記述に誤りがあります。
例:余計な要素があり、かつ終わりを示すタグに空白がある場合
    <X></ X>(注)

“指定された業務データは存在しません。”

フロー定義に定義された業務データ名とメッセージファイルの業務データ名が不一致です。
dataタグのname属性に指定されている値に正しい業務データ名が指定されていることを確認してください。

“業務データの配列要素数が制限を超えています。”

配列型の業務データに指定可能な最大要素数を超えて指定されています。

“業務データのname属性の指定に誤りがあります。”

dataタグのname属性に誤りがあります。
例 : 属性名を書き換えた場合
    <data names="abc">(注)
例 : name属性を削除した場合

“業務データのexist属性の指定に誤りがあります。”

dataタグのexist属性に誤りがあります。
例 : exist属性にtrue,false以外の値を指定した場合
    <data exist="TRUE" data="abc">(注)

“ユーザ定義クラス型がCLASSPATHに設定されていないか、業務データ(ユーザ定義クラス型)の設定に誤りがあります。”

業務データに含まれているユーザ定義型のクラスがCLASSPATHに設定されていない、または、CLASSPATHに設定されているクラスとメッセージファイルに含まれるデータのクラス定義が一致しません。

  • CLASS環境変数を確認し、CLASSPATHの設定が正しいことを確認してください

  • ユーザで作成されたツールを使用し、業務データをオブジェクトに変換できることを確認してください

“業務データ(Byte型)の設定に誤りがあります(ABC)。”

業務データABCの記述に誤りがあります。
例 : Byte型として認められない値がある場合
    <data name="ABC">K0</data>(注)
例 : 配列要素を示す<li>タグをの配列データ型以外で指定した場合
    <data name="ABC"><li>0</li></data>(注)
例 : 文字列型、文字列配列型以外でStringCodeタグを指定した場合
    <data name="ABC"><stringCode code="EUC">123
    </stringCode></data>(注)

“flowNameタグの形式に誤りがあります。”

flowNameタグに記述誤りがあります。
例 : タグ名を書き換えた場合
    <flowNameX>(注)
例 : flowNameタグを削除した場合
例 : flowNameタグの要素を書き換えた場合
    <flowName>FlowABCX</flowName>(注)

注)太字部分が誤っている記述例です。誤っている部分が“空白”の場合は、その前後の文字を太字にしています。

また、エラー詳細メッセージから原因がわからない場合は、以下を参考にして見直してください。