実行基盤インタフェースとは、クライアントアプリケーションとサーバアプリケーションの間の連携を行うためのインタフェースです。
COBOL実行基盤インタフェースは、COBOL開発支援ツールのCOBOL実行基盤インタフェース生成機能を使用して生成します。
COBOL実行基盤インタフェースの生成を行うと、COBOL実行基盤インタフェースのソースファイル、アプリケーションインタフェース定義ファイル、アプリケーション呼出し定義ファイル、およびクライアントアプリケーション用のソースファイルが生成されます。クライアントアプリケーションのソースファイルは、JavaまたはC言語を選択できます。
本書では、Java用のクライアントアプリケーションのソースファイルを生成します。
COBOL実行基盤インタフェースを生成する手順を、以下に示します。
アプリケーション情報入力ファイルの作成
COBOL実行基盤インタフェースの生成
アプリケーション情報入力ファイルは、サーバアプリケーションの付加情報を定義するファイルです。COBOL実行基盤インタフェース生成ツールを実行するために必要です。
アプリケーション情報入力ファイルは、1つの業務処理あたり1つ作成します。
■libPAYMENTCHANGE.xml
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> |
■libSTOCKCHANGE.xml
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> |
■libSTOCKGETITEM.xml
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> |
■libSTOCKGETITEMS.xml
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> |
COBOL開発支援ツールのCOBOL実行基盤インタフェース生成機能を使用してCOBOL実行基盤インタフェースを生成します。
COBOL実行基盤インタフェースの生成を行うにはサーバ環境のInterstageが起動している必要があります。COBOL実行基盤インタフェース生成機能を使用する前に、Interstageを起動しておいてください。
isstart isstart: 情報: is30140:INTERSTAGEを正常に起動しました |
COBOL実行基盤インタフェースを、COBOL実行基盤インタフェース生成ツール(apfwcblコマンド)を使用して生成します。
開発環境のコマンドプロンプトで、以下のとおりにコマンドを実行してください。
>D: |
本サンプルプログラムでは、以下に示すファイルが出力されます。
フォルダ | 出力ファイル | 種類 | 用途 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
D:\ibas\interface | ||||||
PAYMENT | ||||||
PAYMENTCHANGE_callHandler.xml | アプリケーション呼出し定義ファイル | “サーバアプリケーションの配備”で使用します | ||||
PAYMENTCHANGE_funcDef.xml | アプリケーションインタフェース定義ファイル | |||||
PAYMENTCHANGE | ||||||
PAYMENTCHANGE_apfwcdr.cob | COBOL実行基盤インタフェースソースファイル | “アプリケーションライブラリの作成”で使用します | ||||
PAYMENTCHANGE_apfwskel.cob | ||||||
com\fujitsu\interstage\apfwsamples\flow\sync\bean | ||||||
PAYMENTCHANGEBean.java | beanとデータ変換クラスのJavaソースファイル | “beanとデータ変換クラスのソースファイルのインポート”で使用します | ||||
PAYMENTCHANGEBeanCDR.java | ||||||
STOCK | ||||||
STOCKCHANGE_callHandler.xml | アプリケーション呼出し定義ファイル | “サーバアプリケーションの配備”で使用します | ||||
STOCKCHANGE_funcDef.xml | アプリケーションインタフェース定義ファイル | |||||
STOCKGETITEM_callHandler.xml | アプリケーション呼出し定義ファイル | |||||
STOCKGETITEM_funcDef.xml | アプリケーションインタフェース定義ファイル | |||||
STOCKGETITEMS_callHandler.xml | アプリケーション呼出し定義ファイル | |||||
STOCKGETITEMS_funcDef.xml | アプリケーションインタフェース定義ファイル | |||||
STOCKCHANGE | ||||||
STOCKCHANGE_apfwcdr.cob | COBOL実行基盤インタフェースソースファイル | “アプリケーションライブラリの作成”で使用します | ||||
STOCKCHANGE_apfwskel.cob | ||||||
com\fujitsu\interstage\apfwsamples\flow\sync\bean | ||||||
INSTOCK.java | beanとデータ変換クラスのJavaソースファイル | “beanとデータ変換クラスのソースファイルのインポート”で使用します | ||||
INSTOCKHelper.java | ||||||
STOCKCHANGEBean.java | ||||||
STOCKCHANGEBeanCDR.java | ||||||
STOCKGETITEM | ||||||
STOCKGETITEM_apfwcdr.cob | COBOL実行基盤インタフェースソースファイル | “アプリケーションライブラリの作成”で使用します | ||||
STOCKGETITEM_apfwskel.cob | ||||||
com\fujitsu\interstage\apfwsamples\flow\sync\bean | ||||||
OUTORDER.java | beanとデータ変換クラスのJavaソースファイル | “beanとデータ変換クラスのソースファイルのインポート”で使用します | ||||
OUTORDERHelper.java | ||||||
STOCKGETITEMBean.java | ||||||
STOCKGETITEMBeanCDR.java | ||||||
STOCKGETITEMS | ||||||
STOCKGETITEMS_apfwcdr.cob | COBOL実行基盤インタフェースソースファイル | “アプリケーションライブラリの作成”で使用します | ||||
STOCKGETITEMS_apfwskel.cob | ||||||
com\fujitsu\interstage\apfwsamples\flow\sync\bean | ||||||
OUTORDERDETAIL_ARY001Helper.java | beanとデータ変換クラスのJavaソースファイル | “beanとデータ変換クラスのソースファイルのインポート”で使用します | ||||
OUTORDERDETAILHelper.java | ||||||
OUTORDERS.java | ||||||
OUTORDERSHelper.java | ||||||
STOCKGETITEMSBean.java | ||||||
STOCKGETITEMSBeanCDR.java |