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Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド

16.2.3 COBOLで作成する場合の注意

サーバアプリケーションをCOBOLで作成する場合の注意事項を、以下に示します。

STOP RUN文の使用について

STOP RUN文を使用してCOBOLアプリケーションを終了しないでください。STOP RUN文を使用すると、サーバアプリケーションとともにアプリケーション連携実行基盤も終了します。COBOLアプリケーションを終了する場合は、EXIT文、またはEXIT PROGRAM文を使用してください。

OCCURS句の使用について

COBOLでは、OCCURS句は集団項目内のデータ項目として使用できますが、OCCURS句を単独で使用することはできません。

iconv関数の使用について

サーバアプリケーションで、iconv関数を使用して独自に文字コード変換を行うことはできません。

DISPLAY文を使用した汎用ログの出力について

DISPLAY文を使用してログを出力する場合に指定する管理名に、以下に示す標準ログの管理名を指定しないでください。

NetCOBOL V9.0L20以前のバージョンを使用している場合、DISPLAY文を使用して汎用ログを出力することはできません。apfw_log_print関数を使用して汎用ログへメッセージを出力してください。

■ライブラリのロードについて

プロセスモードの場合、サーバアプリケーションから動的プログラム構造によって呼び出された副プログラムに対して、CANCEL文を実行すると、仮想メモリ上から削除することができます。
スレッドモードで動作している場合は、CANCEL文によってプログラムを初期状態にすることができますが、CANCEL文に指定された副プログラムは仮想メモリから削除されません。ダイナミックロードで呼び出しているサーバアプリケーションから動的プログラム構造によって副プログラムを呼び出している場合は、このことに注意してメモリの見積もりを行ってください。