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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編

29.17 プロセス[Windows]:rdb2base.exe, MpFwls.exe [UNIX]:rdb2base、MpFwlsのCPU使用率が常に高い

エラーメッセージ

/opt/FJSVftlc/pmon/bin/mppmon: error while loading shared libraries: libstdc++.so.6: cannot open shared object file: No such file or directory

対象バージョンレベル

確認ポイント

プログラム修正の障害番号 PH04022に対する修正は、適用していますか。

原因

監視イベントログへ格納されるイベントの発生頻度が想定を超えて非常に高いため。

対処方法

以下の対処を行うことにより、現象の回避が可能です。

Systemwalker Centric Manager製品をクラスタサービスとして登録し、運用しているクラスタシステムの場合

  1. クラスタシステムに登録しているSystemwalker Centric Managerを停止します。(※1)

  2. プライマリノードに共有ディスクを接続します。(※1)

  3. プライマリノード上で以下のようにファイルを編集します。

    ファイル名

    UNIX

    /etc/opt/FJSVfwbs/etc/was.ini

    Windows

    Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MpFwbs\etc\was.ini

    %CLS_SWRoot%\CentricMGR\MpWalker.dm\mpfwbs\etc\was.ini

    %CLS_SWRoot% :Systemwalker Centric Managerに割り当てられた共有ディスクのドライブ名

    変更内容

    【修正前】querytime=1

    【修正後】querytime=2000

    注意

    「querytime=」以外の行は編集しないでください。

  4. プライマリノードから共有ディスクを切断します。(※1)

  5. クラスタシステムに登録しているSystemwalker Centric Managerを起動します。(※1)


    以降は、【Windows版】のみに必要な手順です。


  6. セカンダリノードで、以下のようにファイルを編集します。

    ファイル名

    Windows

    Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MpFwbs\etc\was.ini

    変更内容

    【修正前】querytime=1

    【修正後】querytime=2000

    注意

    「querytime=」以外の行は編集しないでください。

    (※1)
    クラスタシステムに登録しているSystemwalker Centric Managerの起動方法/停止方法、 共有ディスクの接続方法/切断方法については、各クラスタシステムのマニュアルを参照してください。

Systemwalker Centric Manager製品をクラスタサービスとして登録していない場合

  1. Systemwalker Centric Managerを停止します。

    コマンド

    UNIX

    /opt/systemwalker/bin/pcentricmgr

    Windows

    pcentricmgr

  2. 以下のようにファイルを編集します。

    ファイル名

    【UNIX版】

    /etc/opt/FJSVfwbs/etc/was.ini

    【Windows版】

    Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MpFwbs\etc\was.ini

    変更内容

    【修正前】querytime=1

    【修正後】querytime=2000

    注意

    「querytime=」以外の行は編集しないでください。

  3. Systemwalker Centric Managerを起動します。

    コマンド

    UNIX

    /opt/systemwalker/bin/scentricmgr

    Windows

    scentricmgr

ただし、これにより、Systemwalker Webコンソールのポータル画面に表示するすべてのイベントの取得時間が増加するため、すべてのイベントの取得が自動取得間隔内に終了しない可能性(※2)があります。

その場合、Systemwalker Webコンソール実行基盤の動作設定を行うことにより、Systemwalker Webコンソール実行基盤が事前にポータル画面の表示データを自動取得する間隔を延ばしてください。

設定方法の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”の“Systemwalker Webコンソール実行基盤の動作設定ファイル【Windows版/Linux版】”を参照してください。

(※2)

参考値:24時間以内のイベント数が約4万件、querytimeが2000の場合、すべてのイベントの取得時間は約4分。