デスクトップヒープが枯渇すると、f1evsvc.exeのアプリケーションエラーが発生し、Mppcguiサービスが起動できない場合があります。
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
原因
OSの設定(デスクトップヒープのサイズ)を不当な値に変更しているために発生しました。
対処方法
レジストリを修正してデスクトップヒープを拡大してください。適正値を見積もる方法はありませんので、徐々に拡大してください。
手順は以下の通りです。
レジストリエディタを起動します。
Windowsの[ファイル名を指定して実行]で“regedt32”と入力して[OK]ボタンを押してください。
SubSystemsキーに移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINEサブツリーから次のキーに移動します。
\System\CurrentControlSet\Control\Session Manager\SubSystems |
[Windows] の値を選択します。
[編集] メニューで [修正] を選択します。
SharedSectionパラメタの値を変更し、デスクトップヒープを増加させます。
3番目の値“zzzz”を増加(256KB、または512KBずつ)させてください。
SharedSection=xxxx,yyyy,zzzz |
注1)1番目の値“xxxx”と2番目の値“yyyy”は変更する必要はありません。
注2)“zzzz”が省略されている場合、省略値は“yyyy”と同じ値になります。“yyyy”よりも大きな値を“zzzz”に設定してください。(パラメタに指定する数値の単位は“KB”です。)
例)変更前
SharedSection=1024,3072,512 |
例)変更後
SharedSection=1024,3072,1024 |
システムを再起動します。
レジストリを修正して、デスクトップヒープを拡大する方法についての詳細は、「マイクロソフト サポート技術情報 - 126962」を参照してください。また、デスクトップヒープについては「マイクロソフト サポート技術情報 - 184802」を参照してください。
Windows Server 2003以降の場合、OS起動後、最初のデスクトップヒープ不足発生時点で、イベントログに「警告 243 Win32k デスクトップ ヒープの割り当てに失敗しました。」が出力されている場合があります。