OSS(pgBackRest)の機能を利用してオブジェクトストレージにバックアップデータを格納することで、異なるOCP環境のデータベースクラスタへのデータの移行を実現します。
災害などでデータベースクラスタを配備したOCP環境での運用が困難な場合でも、異なるOCP環境で運用を継続することが可能になります。
利用可能なディザスタリカバリの方式には、以下の3つがあります。
バックアップ/リストア方式
本番環境のデータのバックアップをオブジェクトストレージに格納し、災害発生後にオブジェクトストレージからデータをリストアします。
継続的リカバリ方式
災害発生前から本番環境と災害対策環境の2つのコンテナ環境を作成し、本番環境のデータをオブジェクトストレージに格納し、災害対策環境へ継続的にリストアします。
ストリーミングレプリケーション方式
継続的リカバリ方式と同様、災害発生前から本番環境のコンテナ環境と災害対策環境のコンテナ環境を作成します。災害対策環境へのデータの同期には、ストリーミングレプリケーション方式を使用します。