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Enterprise Postgres 15 SP1 オペレーター概説書

1.2.4 構成の変更

1.2.4.1 パラメータ変更

FEPを構成するパラメータを変更できます。PostgreSQLには2種類のパラメータがあります。即時適用されるものと、FEPサーバプロセスの再起動後に有効になるものです。

FEPを構成するパラメータは、以下のファイルで設定します。

注意

即時適用されるパラメータの場合、オペレーターは変更をすべてのFEP Podに適用し、FEPサーバプロセスを自動的にリロードします。クラスタを停止する必要はありません。

FEPサーバプロセスの再始動後に有効になるパラメータの場合、オペレーターはすべてのFEP Podの構成ファイルを更新します。ただし、すべてのFEP PodでFEPプロセスを手動で再起動するには、FEPActionカスタムリソースを使用する必要があります。クラスタを一時的に停止するため、ユーザーはサービスの中断が最も少ない時間に実行する必要があります。

1.2.4.2 リソース変更

FEPサーバコンテナ、FEPバックアップコンテナ、またはFEP pgpool2コンテナに割り当てるCPUおよびメモリリソースの割り当て量は、FEPClusterカスタムリソースを変更することによって変更できます。オペレーターは、変更をStatefulsetに適用します。ただし、新しいリソース割り当てを有効にするためには、すべてのPodを再起動する必要があります。

注意

リソース割り当ての変更は、すぐには有効になりません。新しいリソース割り当てを有効にするためには、すべてのPodを再起動する必要があります。クラスタを一時的に停止するため、ユーザーはサービスの中断が最も少ない時間に実行する必要があります。

1.2.4.3 ディスク拡張

FEPサーバコンテナにマウントされているディスクサイズは、FEPClusterカスタムリソースを変更して拡張することができます。

ディスク拡張は、Prometheusと連携して、ディスクの使用量に応じて自動的に拡張することも可能です。

ディスクの拡張は、KubernetesのPVC拡張機能に対応しているディスクを利用する必要があります。