データベース多重化運用において、データベースサーバ間のネットワーク異常やサーバが不安定な状態になるなど、データベースサーバが相互の状態を正確に把握できない場合に、第三者としてデータベースサーバの状態を客観的に判断し、必要に応じて異常なデータベースの隔離を行う機能です。
データベース多重化運用において、Mirroring Controllerがデータベースサーバの状態遷移を行った際に呼び出されるユーザー出口(ユーザーコマンド)です。状態遷移コマンドには、切り替え後コマンド、切り離し前コマンドおよび組み込み後コマンドがあります。
システムカタログの情報(カタログメタキャッシュ)を共有メモリ上にキャッシュする機能です。共有メモリ上のカタログメタキャッシュをGlobal Meta Cache(GMC)と呼びます。
長時間アクセスしていないLocal Meta Cacheを削除することでサイズを制限する機能です。
Local Meta Cacheは、ローカルメモリに保持するメタキャッシュ(システムカタログやテーブル定義の情報)です。
Mirroring Controllerプロセスの生死監視を行うプロセスです。Mirroring Controllerプロセスで無応答やダウンが発生した場合は、Mirroring Controller監視プロセスが自動で再起動を行います。
データベースサーバ間でOS/サーバ、プロセスの生死監視、およびディスクの異常監視を行うプロセスです。また、裁定サーバへの裁定要求や裁定コマンドの実行も行います。
Pgpool-IIのフェイルオーバ機能、コネクションプーリング機能、およびロードバランス機能を利用するためのサーバです。これらの機能を利用するためにサーバプログラムをインストールした専用のサーバを指します。
Enterprise PostgresがサポートするPgpool-IIのコネクションプーリング機能です。
データベースサーバへの確立された接続を維持し、接続のプロパティ(ユーザ名、データベース、プロトコルバージョン)が同じ新規のコネクションが到着するたびに再利用する機能です。データベースサーバへの接続のオーバヘッドを軽減することによって、システム全体のスループットを改善します。
Enterprise PostgresがサポートするPgpool-IIの自動フェイルオーバ機能です。
データベースサーバのいずれかがダウンしたり、到達できなくなったときにサーバを切り離し、残ったサーバで運用を継続する機能です。PostgreSQLのストリーミングレプリケーション機能とPgpool-IIを組み合わせて、高可用性システムを実現します。
Enterprise PostgresがサポートするPgpool-IIのロードバランス(負荷分散)機能です。
参照クエリを複数のデータベースサーバに分散させ、システム全体のスループットを改善する機能です。データベース多重化機能またはPostgreSQLのストリーミングレプリケーション機能とPgpool-IIを組み合わせて、データベースサーバの負荷を軽減します。
WebAdminプログラムをデータベースサーバとは異なるサーバで利用することで、WebAdmin専用のサーバからインスタンスを管理することができます。このWebAdminプログラムがインストールされた専用のサーバを指します。