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Enterprise Postgres 15 SP1 用語集

用語集

アーカイブログ

リカバリを行う場合に使用する、データベースの更新の履歴です。

インスタンス

データベースクラスタを管理する一連のサーバプロセスです。

インスタンス管理者

データベースクラスタのファイルを所有し、データベースサーバのプロセスを動作させる、OSのユーザーアカウントです。

インスタンス名

インスタンスの名前を表します。

エンコード

文字セットを表します。

鍵管理システム

透過的データ暗号化機能を利用する際にデータの暗号化キーを管理するシステムです。

機密オブジェクト

機密レベルに分類するデータの集合で、データベースのオブジェクトを表します。

機密管理支援機能

データベースの利用者に対して、各データベース資源に対する適切な権限設定を支援する機能です。

機密管理ロール

機密マトリクスを管理するロールです。

機密グループ

どの機密レベルにアクセスしてよいロールなのかを示すオブジェクトです。

機密グループロール

機密管理支援機能が内部で実行するGRANT文やREVOKE文のターゲットです。

機密権限

ある機密グループが、ある機密レベルに登録された機密オブジェクトへ、どのようにアクセスできるかを示す権限です。

機密マトリクス

機密レベルと機密グループのマトリクスです。

機密レベル

同じ機密性の度合いを持つデータのグループです。

クライアントコマンド

クライアントマシンから接続して使用するコマンドのことです。クライアントアプリケーションとも呼びます。

サーバアシスタント機能

データベース多重化運用において、データベースサーバ間のネットワーク異常やサーバが不安定な状態になるなど、データベースサーバが相互の状態を正確に把握できない場合に、第三者としてデータベースサーバの状態を客観的に判断し、必要に応じて異常なデータベースの隔離を行う機能です。

サーバアシスタントプログラム

裁定サーバにインストールするプログラムです。

サーバコマンド

データベースサーバ上で使用するコマンドのことです。サーバアプリケーションとも呼びます。

裁定コマンド

データベース多重化運用において、OS/サーバの生死監視による異常検知時に呼び出されるユーザー出口(ユーザーコマンド)です。

裁定サーバ

サーバアシスタントプログラムをインストールする専用のサーバです。

状態遷移コマンド

データベース多重化運用において、Mirroring Controllerがデータベースサーバの状態遷移を行った際に呼び出されるユーザー出口(ユーザーコマンド)です。状態遷移コマンドには、切り替え後コマンド、切り離し前コマンドおよび組み込み後コマンドがあります。

スタンバイサーバ

データベース多重化運用を行う場合に、プライマリサーバと同期を取った複製のデータベースを生成し、プライマリサーバの故障時に代替可能なサーバのことをいいます。

データ格納先

データベースクラスタの格納ディレクトリです。

データ秘匿化

アプリケーションによって発行された問合せに対して、情報の推測を防止するために返却データを改訂できる機能です。

データベースクラスタ

データベース格納ディスク上にあるデータベース格納領域のことです。データベースクラスタは、インスタンスで管理されるデータベースの集合体です。

データベース多重化

アプリケーション業務を継続できるようにするために、ネットワークを通じてトランザクションログ(WAL)を転送する方式を用い、複数のサーバでデータベースを冗長化することをいいます。

データベースのスーパーユーザー

データベースで定義するユーザーのことです。すべてのデータベースオブジェクトにアクセスできる権限を持ちます。

トランザクションログ

トランザクションによるデータベースに対する更新履歴です。WAL(Write-Ahead Log)とも呼びます。

トランザクションログ格納先

トランザクションログの格納ディレクトリです。

二重化したトランザクションログ

トランザクションログをバックアップデータ格納先に二重化したログのことです。

バックアップデータ格納先

バックアップデータの格納ディレクトリです。

秘匿化ポリシー

アプリケーションからアクセスするときに特定の条件下でデータを改訂する方法を規定したものです。秘匿化対象、秘匿化種別、秘匿化条件、秘匿化形式などが設定できます。

フェンシング

データベース多重化運用において、状態が不安定なデータベースサーバをクラスタシステムから隔離する処理です。本処理はフェンシングコマンドとして実装します。

フェンシングコマンド

データベース多重化運用において、フェンシングを実装するユーザー出口(ユーザーコマンド)です。

プライマリサーバ

データベース多重化運用を行う場合に、主のデータベース業務を行うサーバのことをいいます。

Connection Manager機能

アプリケーションの接続先を意識せずにレプリケーション運用を継続することができる機能です。
Connection Manager機能により、可用性が向上します。

Global Meta Cache機能

システムカタログの情報(カタログメタキャッシュ)を共有メモリ上にキャッシュする機能です。共有メモリ上のカタログメタキャッシュをGlobal Meta Cache(GMC)と呼びます。

Local Meta Cache制限機能

長時間アクセスしていないLocal Meta Cacheを削除することでサイズを制限する機能です。
Local Meta Cacheは、ローカルメモリに保持するメタキャッシュ(システムカタログやテーブル定義の情報)です。

Mirroring Controller監視プロセス

Mirroring Controllerプロセスの生死監視を行うプロセスです。Mirroring Controllerプロセスで無応答やダウンが発生した場合は、Mirroring Controller監視プロセスが自動で再起動を行います。

Mirroring Controller裁定プロセス

裁定サーバで裁定とフェンシングを行うプロセスです。

Mirroring Controllerプロセス

データベースサーバ間でOS/サーバ、プロセスの生死監視、およびディスクの異常監視を行うプロセスです。また、裁定サーバへの裁定要求や裁定コマンドの実行も行います。

Pgpool-IIサーバ

Pgpool-IIのフェイルオーバ機能、コネクションプーリング機能、およびロードバランス機能を利用するためのサーバです。これらの機能を利用するためにサーバプログラムをインストールした専用のサーバを指します。

Pgpool-IIのコネクションプーリング機能

Enterprise PostgresがサポートするPgpool-IIのコネクションプーリング機能です。

データベースサーバへの確立された接続を維持し、接続のプロパティ(ユーザ名、データベース、プロトコルバージョン)が同じ新規のコネクションが到着するたびに再利用する機能です。データベースサーバへの接続のオーバヘッドを軽減することによって、システム全体のスループットを改善します。

Pgpool-IIのフェイルオーバ機能

Enterprise PostgresがサポートするPgpool-IIの自動フェイルオーバ機能です。

データベースサーバのいずれかがダウンしたり、到達できなくなったときにサーバを切り離し、残ったサーバで運用を継続する機能です。PostgreSQLのストリーミングレプリケーション機能とPgpool-IIを組み合わせて、高可用性システムを実現します。

Pgpool-IIのロードバランス機能

Enterprise PostgresがサポートするPgpool-IIのロードバランス(負荷分散)機能です。

参照クエリを複数のデータベースサーバに分散させ、システム全体のスループットを改善する機能です。データベース多重化機能またはPostgreSQLのストリーミングレプリケーション機能とPgpool-IIを組み合わせて、データベースサーバの負荷を軽減します。

VCI(Vertical Clustered Index)

集計に適したカラム型のデータ構造のインデックスです。

WAL(Write-Ahead Log)

トランザクションログと同じ意味を表します。

WebAdminサーバ

WebAdminプログラムをデータベースサーバとは異なるサーバで利用することで、WebAdmin専用のサーバからインスタンスを管理することができます。このWebAdminプログラムがインストールされた専用のサーバを指します。

WebAdminプログラム

データベースのインスタンスをGUIで管理するために、データベースサーバまたはWebAdminサーバにインストールするプログラムです。