ページの先頭行へ戻る
Enterprise Postgres 15 SP1 リリース情報

2.3.67 Connection ManagerがエラーとしたコネクションでSQLを再実行した場合のエラー情報を変更

非互換

FUJITSU Enterprise Postgres 12 SP1では、Connection Managerを使用しているアプリケーションが、Connection Managerがデータベース異常検知によりエラーとしたコネクションにおいて、再度SQL実行を試みた際のエラー情報を変更します。

変更後のエラー情報は、“アプリケーション開発ガイド”の各クライアントドライバの“アプリケーションの接続先切り替えが発生した場合のエラーと対処”で提示しているエラーに含まれます。

以下の条件を満たす場合、非互換が発生する場合があります。

1) 次のいずれかのドライバを利用したアプリケーションである。かつ、
- libpq(C言語用ライブラリ)
- ECPG(C言語による埋め込みSQL)

2) Connection Managerを使用している。かつ、

3) 1)のアプリケーションが接続していたデータベースサーバがダウンする。かつ、

4) 3)でデータベースがダウンした際に、Connection Managerがエラーを1)のアプリケーションへ通知している。かつ、

5) 1)のアプリケーションがダウンしたデータベースサーバとのコネクションを切断せず、そのコネクションを用いてSQLを実行した場合。


FUJITSU Enterprise Postgres 12以前の場合

実際のデータベースサーバの異常状態によって返却されるエラー情報が異なります。

FUJITSU Enterprise Postgres 12 SP1の場合

次のエラー情報が返却されます。

  • libpq(C言語用ライブラリ)の場合: CONNECTION_BAD (PQstatus()の返却値)

  • ECPG(C言語による埋め込みSQL)の場合: 57P02 (SQLSTATEの返却値)

FUJITSU Enterprise Postgres 13以降の場合

実際のデータベースサーバの異常状態によって返却されるエラー情報が異なります。

対処方法

SQLエラー時の判定処理において、前述のエラーが返却される場合があることを考慮するようにしてください。

また、“アプリケーション開発ガイド”の各クライアントドライバの“アプリケーションの接続先切り替えが発生した場合のエラーと対処”で説明しているように、アプリケーションの接続先の切り替えに関するエラーが発生した場合は、明示的にコネクションを切断し、コネクションの再接続またはアプリケーションを再実行するようにしてください。