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Enterprise Application Platform V1.2.0 Launcherユーザーズガイド

4.9 コンテナ動作環境での運用

3.4 コンテナイメージの利用または作成」を参照してコンテナイメージを作成またはコンテナレジストリーから取得し、コンテナ動作環境にデプロイして運用してください。

コンテナ動作環境へのデプロイ方法については、利用するコンテナ動作環境のマニュアルを参照してください。

注意

  • コンテナレジストリーから取得したコンテナイメージ(またはカスタマイズしたコンテナイメージ)をRed Hat OpenShift Container Platformで利用する場合、マニフェストファイルにsecurityContextとserviceAccountの設定をしてください。このとき、指定するサービスアカウントは、nonroot権限が付与されている必要があります。サービスアカウントは、cluster-admin権限をもつ管理者に設定を依頼してください。

            securityContext:
              runAsUser: 1000
            serviceAccount: with-nonroot
            serviceAccountName: with-nonroot
  • コンテナ動作環境でLauncherを運用中、または保守作業中にトラブルが発生した場合、技術員に連絡する前に以下の調査資料を採取してください。

    • 標準出力・標準エラー出力に出力された内容

    • コンテナイメージのビルドに使用したDockerfile注1

    • コンテナ動作環境への配備に使用したマニフェストファイル

    • Launcherの定義ファイル(domain.xml)2

    • アプリケーションの定義ファイル(web.xml、glassfish-web.xmlなど)

    • コンテナイメージをエクスポートしたファイル13)

1コンテナレジストリーから取得したコンテナイメージを直接使用している場合は不要です。

2デフォルトの定義のままLauncherを起動している場合は不要です。

3技術員がコンテナイメージに格納したアプリケーションなどの資産を参照可能な場合にのみ採取してください。秘密情報などの重要なデータが含まれている場合は、採取しないでください。

以下はdockerコマンドを利用してコンテナイメージをエクスポートする例です。

docker save コンテナイメージ名 > エクスポートするファイル名