「3.4 コンテナイメージの利用または作成」を参照してコンテナイメージを作成またはコンテナレジストリーから取得し、コンテナ動作環境にデプロイして運用してください。
コンテナ動作環境へのデプロイ方法については、利用するコンテナ動作環境のマニュアルを参照してください。
注意
コンテナレジストリーから取得したコンテナイメージ(またはカスタマイズしたコンテナイメージ)をRed Hat OpenShift Container Platformで利用する場合、マニフェストファイルにsecurityContextとserviceAccountの設定をしてください。このとき、指定するサービスアカウントは、nonroot権限が付与されている必要があります。サービスアカウントは、cluster-admin権限をもつ管理者に設定を依頼してください。
例
securityContext: runAsUser: 1000 serviceAccount: with-nonroot serviceAccountName: with-nonroot
コンテナ動作環境でLauncherを運用中、または保守作業中にトラブルが発生した場合、技術員に連絡する前に以下の調査資料を採取してください。
標準出力・標準エラー出力に出力された内容
コンテナイメージのビルドに使用したDockerfile(注1)
コンテナ動作環境への配備に使用したマニフェストファイル
Launcherの定義ファイル(domain.xml)(注2)
アプリケーションの定義ファイル(web.xml、glassfish-web.xmlなど)
コンテナイメージをエクスポートしたファイル(注1)(注3)
注1)コンテナレジストリーから取得したコンテナイメージを直接使用している場合は不要です。
注2)デフォルトの定義のままLauncherを起動している場合は不要です。
注3)技術員がコンテナイメージに格納したアプリケーションなどの資産を参照可能な場合にのみ採取してください。秘密情報などの重要なデータが含まれている場合は、採取しないでください。
以下はdockerコマンドを利用してコンテナイメージをエクスポートする例です。
docker save コンテナイメージ名 > エクスポートするファイル名