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Enterprise Application Platform V1.2.0 GlassFishユーザーズガイド

6.4.6 ldapレルムの設定

本書ではInterstageディレクトリサービスと連携する際の、ldapレルムの設定方法について説明します。

ldapレルムを使用する場合、以下の手順で設定を行います。

  1. Interstageディレクトリサービスに対してユーザ・グループを登録します。

  2. asadmin create-auth-realmサブコマンドでldapレルムを作成します。必要に応じてasadmin setサブコマンドで定義項目を編集します。

Interstageディレクトリサービスユーザ・グループ管理

システム管理者は、Interstageディレクトリサービスにセキュリティ機能で使用するユーザ/グループを登録します。

オブジェクトクラスは以下を使用します。

ユーザの設定

ユーザには以下の属性を設定します。

属性名

設定値

備考

cn

ユーザの名を指定します。

  

sn

ユーザの姓を指定します。

  

uid

ユーザIDを指定します。

この属性はユーザの認証に使用されます(カスタマイズ可能)。
公開ディレクトリー配下で、ユニークなIDを設定してください。
IDが重複する場合、セキュリティが正しく適用されません。
マルチバイト文字は指定できません。

userPassword

パスワードを指定します。

この属性はユーザの認証に使用されます。
マルチバイト文字は指定できません。


グループの設定

グループには以下の属性を設定します。

属性名

設定値

備考

cn

グループ名を指定します。

この属性を使用してグループとロールをマッピングします(カスタマイズ可能)。

member

グループに属するユーザのDNを指定します。

  

注意

GlassFish Serverクラスターの運用中に、LDAPで管理する情報を更新する場合、先に認証情報のプールを無効にしておくか、GlassFish Serverクラスターの再起動を行ってください。
認証情報のプールについては、「セキュリティの義項目」を参照してください。

ldapレルムの設定

システム管理者はasadmin create-auth-realmサブコマンドを使用してldapレルムを作成します。また、asadmin setサブコマンドでセキュリティの定義項目を設定します。ldapレルムの定義項目の詳細については「セキュリティの定義項目」を参照してください。