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Enterprise Application Platform V1.2.0 GlassFishユーザーズガイド

4.6.4 GlassFishで使用するクラスの設定について

共通ディレクトリー

DASとすべてのGlassFish Serverクラスターで共通に使用するライブラリー(jarファイルまたはクラスファイル)を保管します。

共通ディレクトリーには、JDBCドライバーなどユーザーがアプリケーションで使用するライブラリーを自由に設定できます。

jar: [運用資産格納ディレクトリー]\domains\domain1\lib
クラス: [運用資産格納ディレクトリー]\domains\domain1\lib\classes
jar: [運用資産格納ディレクトリー]/domains/domain1/lib
クラス: [運用資産格納ディレクトリー]/domains/domain1/lib/classes

共通ディレクトリーへのライブラリーの設定は、以下の手順で実施します。

  1. 共通ディレクトリーに必要なライブラリーを配置します。

  2. リポジトリーを同期化するため、domain.xmlの更新日時を現在時刻に更新します。

  3. DASを再起動します。

  4. GlassFish Serverクラスターを再起動します。

アプリケーションライブラリ

アプリケーション内で共通に使用するライブラリーを、配備時にJARファイルの絶対パスで指定します。ライブラリーが保管されているディレクトリーの指定はできません。
アプリケーションライブラリを変更する場合は、絶対パスで指定しているJARファイルを同名のJARファイルで置き換えるか、再配備します。
配備は、asadminコマンドで行います。

注意

  • アプリケーションライブラリでは、以下の参照ができません。

    • 1つの配備単位で複数のアプリケーションライブラリを指定した場合、そのアプリケーションライブラリ間は参照できません。

    • アプリケーションライブラリから、Connectorクラスローダでロードされるリソースは参照できません。

  • アプリケーションの配備解除後も、配備時に指定したアプリケーションライブラリを削除できない場合があります。この場合、DASおよびGlassFish Serverクラスターを停止後、ファイルを削除してください。

クラスパスのサフィックス

共通クラスローダのクラスパスの末尾に挿入するクラスパスを設定します。クラスパスのサフィックスは、GlassFish ServerクラスターまたはDASごとに有効となるため、GlassFish Serverクラスター(またはDAS)ごとに共通クラスローダがロードするクラスを設定できます。
クラスパスのサフィックスは、asadminコマンドのsetサブコマンドで設定します。クラスパスのサフィックスを設定した場合、GlassFish Serverクラスター(またはDAS)を再起動してください。

参照

詳細については「10.9.15 Java VMの定義項目」の「クラスパスのサフィックス」を参照してください。

注意

クラスパスのサフィックスに指定したJARファイルが、設定対象のGlassFish Serverクラスターを停止しても削除できない場合があります。この場合、設定対象のGlassFish ServerクラスターおよびDASを停止して削除するようにしてください。