出力されたメッセージの対処が「カスタマーサポート担当者への調査依頼」の場合、スーパーユーザーになり、以下の資料を採取してください。
FJQSS または fjsnap による採取資料
クラッシュダンプ(/var/crash/*/*)
sfcfsck -N -o nolog device の出力結果
deviceには、問題が発生したファイルシステムのブロック特殊ファイルを指定します。
なお、調査資料を至急送付する必要がある場合は、初期調査用として以下の a, b の資料を採取してください。
sfcsnap による採取資料
/var/log/messages*
注意
上記資料 1, 2, a, b は、GFS 共用ファイルシステムを共用するすべてのノードで採取してください。
上記資料 3 は、ファイルシステムの復旧が必要な場合に採取してください。
資料を採取する際は、できるだけ事象が発生している状態で実施してください。システム再起動後では採取できない資料があります。
a, b の資料は、初期調査用の資料です。これらを採取した後で、必ず 1~3 の資料を採取してください。
ポイント
上記資料 1 を、FJQSS 対応している他のミドルウェア製品と同時に採取したい場合は、FJQSS を使用して採取します。
以下に、FJQSS、fjsnap、および sfcsnap.sh による資料採取の手順を説明します。
以下のコマンドを実行します。
# /opt/FJSVqstl/fjqss_collect <Enter> |
製品選択画面が表示されます。
調査資料を採取する製品の番号を指定して <Enter> を入力します。
以下のいずれかを選択します。
PRIMECLUSTER Enterprise Edition
PRIMECLUSTER HA Server
上記を選択すると、GFSを含むPRIMECLUSTERの調査資料を一括して採取できます。
表示される画面の指示に従い、"Y<Enter>"を入力します。
資料採取が完了すると、調査資料の出力先ディレクトリが表示されます。
表示されたディレクトリに調査資料が作成されていることを確認します。
調査資料の出力先ディレクトリ配下に以下のファイルが作成されます。
resultYYYYMMDDHHMMSS.tar.gz
(YYYYMMDDHHMMSS : 資料採取を実行した年月日時分秒)
このファイルをカスタマーサポート担当者に送付してください。
以下のコマンドを実行します。
# /usr/sbin/fjsnap -a filename <Enter> |
filename には、存在しないファイル名を指定してください。資料は、このファイル名で採取されます。
このファイルをカスタマーサポート担当者に送付してください。
以下のコマンドを実行します。
# /etc/opt/FJSVsfcfs/bin/sfcsnap.sh -a -d dirname <Enter> |
dirname には、すでに存在するディレクトリを指定してください。資料は、このディレクトリ配下に採取されます。
このディレクトリを圧縮して、カスタマーサポート担当者に送付してください。
参照
PRIMECLUSTER システムにおけるトラブル調査情報の採取方法の詳細は、“PRIMECLUSTER 導入運用手引書”の“トラブルシューティング”を参照してください。
FJQSS については、製品の DVD に同梱されている“FJQSS (資料採取ツール) ユーザーズガイド”を参照してください。“FJQSS (資料採取ツール) ユーザーズガイド”を参照するには、製品の DVD 内にある、以下のファイルをブラウザから開いてください。
documents/fjqss-manual_sollnx/index_jp.html