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PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.7

12.1 ファイルシステム管理コマンド

  ファイルシステムの管理コマンドは各種ファイルシステムで汎用的に使用できるようになっていますが、GFS 共用ファイルシステムでは、専用の管理コマンドを用意しています。

  また、GFS 共用ファイルシステムには、独自機能のための独自管理コマンドもあります。

  GFS が提供するファイルシステム管理コマンドの一覧を以下に示します。一覧には、各コマンドの機能説明、および対象ファイルシステムがどのような状態 (マウント状態/アンマウント状態) のときに使用できるのかを記載しています。

表12.1 GFS 共用ファイルシステム専用管理コマンド

コマンド

機能

マウント状態で使用

アンマウント状態で使用

sfcdf

GFS 共用ファイルシステムの使用状況および構成情報の表示

sfcfsck

GFS 共用ファイルシステムの整合性チェックと修復

×

sfcmkfs

GFS 共用ファイルシステムの作成


(-m オプションのみ)

sfcmount

自ノードでの GFS 共用ファイルシステムのマウント

×

sfcumount

自ノードでの GFS 共用ファイルシステムのアンマウント

×

GFS : Global File Services

○:可、×:不可


表12.2 GFS 共用ファイルシステム独自管理コマンド

コマンド

機能

マウント状態で使用

アンマウント状態で使用

sfcadd

ファイルシステムの拡張

×

sfcadm

パーティション情報の設定変更

×

sfcfrmstart

自ノードでの sfcfrmd デーモンの起動

×

sfcfrmstop

自ノードでの sfcfrmd デーモンの停止

×

sfcgetconf

管理パーティションのバックアップ

sfcinfo

パーティション情報の表示

sfcmntgl

全ノードでの GFS 共用ファイルシステムのマウント


(注1)

sfcnode

ノード構成情報の追加、削除、変更

×

sfcrscinfo

ファイルシステム情報の表示

sfcsetup

管理パーティションの初期化、構成ノード情報の登録、削除、表示、管理パーティションパスの表示、および sfcfrmd デーモン起動方法の登録、表示


(注2)

sfcstat

GFS 共用ファイルシステムの統計情報の報告

×

sfcumntgl

全ノードでの GFS 共用ファイルシステムのアンマウント

GFS : Global File Services

○:可、×:不可

注1) すべてのノードがマウント状態の場合、エラーになります。

注2) マウント状態で使用可能なオプションは、以下になります。

      ・ -p オプション
      ・ -m オプション 引数なし
      ・ オプションなし