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PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.7

11.4.3 パーティション追加

  ファイルデータ領域として使用するために新規にパーティションを追加するには、sfcadd(8) を使用します。対象ファイルシステムの共用ノード範囲のいずれかのノードで行います。

参照

  sfcadd(8) の詳細については、本書の sfcadd(8) を参照してください。

注意

  正しく停止しなかったファイルシステムに対してパーティション追加を行う場合には、事前に sfcfsck(8) によりファイルシステム状態を修復してください。

  以下に sfcadd(8) で、既存のファイルシステム (/dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01) に対して、ファイルデータ領域としてパーティション (/dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume02) を追加する方法を示します。

  1. 現在のファイルシステムの構成を確認します。

    # sfcinfo /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 <Enter>
    /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01:
    FSID special                                      size  Type  mount
       1 /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01(1e756)        14422  META  -----
       1 /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01(1e756)         5116  LOG   -----
       1 /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01(1e756)        95112  DATA  -----
  2. ファイルデータ領域としてパーティション /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume02 の追加を行います。

    # sfcadd -D /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume02 /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 <Enter>
  3. パーティションが追加されたことを確認します。

    # sfcinfo /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 <Enter>
    /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01:
    FSID special                                      size  Type  mount
       1 /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01(1e756)        14422  META  -----
       1 /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01(1e756)         5116  LOG   -----
       1 /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01(1e756)        95112  DATA  -----
       1 /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume02(1e757)        65512  DATA  -----

注意

  ファイルデータパーティションの追加には、以下の注意事項があります。

  • ファイルシステム作成時に sfcmkfs(8) で指定したファイルシステムの最大構成パーティション数 (-o maxvol=n) を超える場合、パーティションを追加することができません。

  • パーティション追加後のファイルシステムのファイルデータ領域のサイズが、ファイルシステム作成時に sfcmkfs(8) で指定した最大ファイルデータ領域サイズ (-o maxdsz=n) を超える場合は、管理領域不足によりファイルデータ領域の空き領域の一部を使用できなくなる場合があります。