OS を RHEL6 または RHEL7.0 から移行した場合、以下の点に注意してください。
SELinux が有効な環境で GFS を使用する場合、OS の仕様変更により、以下の操作をしたときに表示される GFS 共用ファイルシステム上のファイルの SELinux セキュリティコンテキストが変更されます。
以下のコマンドで GFS 共用ファイルシステムの一覧を表示したとき(移行前が RHEL7.0 の場合)
mount(8) オプションなし
以下のコマンドで GFS 共用ファイルシステム上のファイルのセキュリティコンテキストを表示したとき
dir(1) -Z, --context
ls(1) -Z, --context
vdir(1) -Z, --context
find(1) -printf "%Z"
stat(1) オプションなし, -c %C, --format=%C, --printf=%C
表示される SELinux セキュリティコンテキストは、以下のとおりです
移行前:
system_u:object_r:file_t:s0 |
移行後:
system_u:object_r:unlabeled_t:s0 |
表示が変わる以外の影響はありません。