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PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.7 (伝送路二重化機能編)

H.6.2 ネットワーク機器の保守作業中にクラスタアプリケーションの切替えや停止が発生した

現象

Glsリソースの異常が発生し、クラスタアプリケーションの切替えや停止が発生する。

原因と対策

運用中にHUBの交換や再起動、ケーブルの結線変更、セキュリティ対策に伴うネットワークの遮断などの保守作業の影響により、GLSの監視機能で異常を検出し、クラスタアプリケーションの切替えや停止が発生する場合があります。その場合、異常となったすべてのノードを以下の手順で復旧してください。

  1. 異常が発生した伝送路の復旧

    異常となった伝送路を、正常な状態に戻します。(ケーブル再接続、スイッチ/HUB電源再投入、故障スイッチ/HUBの交換等必要な作業を実施)

  2. GLSの状態確認

    • 高速切替方式の場合

      dsphanetコマンドの -oオプションで通信相手先の状態がActiveになっていることを確認します。

    • GS連携方式の場合

      dspobservコマンドで通信相手先の状態がActiveになっていることを確認します。

    • NIC切替方式の場合、

      dsppollコマンドでHUB監視の状態がONになっていることを確認します。
      また、dsphanetコマンドで待機パトロールの状態がONになっていることを確認します。

    • 仮想NIC方式の場合

      dsppathmonコマンドでHUB監視の状態がON、待機パトロールの状態がActiveになっていることを確認します。

  3. Glsリソース故障状態のクリア

    Web-Based Admin View の“Cluster Admin”を使用し、Glsリソースの故障状態をクリアします。

  4. 運用状態の復旧

    Web-Based Admin View の“Cluster Admin”を使用してクラスタアプリケーションの再起動や切戻しを行い、元の運用状態に戻します。