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PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.7 (伝送路二重化機能編)

H.3.4 運用コマンドの実行やクラスタアプリケーションの起動に時間がかかる

現象

伝送路二重化機能の運用コマンドの実行に時間がかかる。
クラスタ運用時にuserApplicationの起動やノード切替に時間がかかる。

原因と対策

仮想インタフェース情報や監視先情報等で指定したホスト名、IPアドレスが /etc/hostsファイルに記述されていない場合や、/etc/nsswitch.confにおいて、アドレス解決順でfilesが先頭に指定されていない場合、内部的に実行している名前-アドレス変換処理に時間がかかり、コマンドの実行やクラスタ状態遷移に時間がかかる場合があります。伝送路二重化機能で使用するIPアドレス、ホスト名がすべて /etc/hosts に記述されていること、および、名前-アドレス変換時に /etc/hosts が参照されることを確認してください。または、ホスト名変換機能(hanetparamコマンドの-hで指定)を設定して、nsswitch.confに依存せずに/etc/hostsのみを使用して名前-アドレス変換を行うようにしてください。