仮想NIC方式のシステムをクローニングする場合、複製先のシステムにおいて以下のIPアドレスを変更する必要があります。
仮想インタフェース
ネットワーク監視機能の監視先IP(接続先のHUBが異なる場合)
引継ぎ仮想インタフェース(クラスタシステムの場合)
クローニングを行う場合は、以下を参考にして、複製先のシステムに設定するIPアドレスを事前に決めておいてください。また、複製先のシステムを複製元のシステムと異なるネットワークに接続する場合は、接続先ネットワークのルータのIPアドレスを事前に確認しておいてください。
以下は“B.3.1 シングルシステムによる設定例”のHOST-A をクローニングする場合の設計例です。
変更するIPアドレス | 複製元の値 | 複製先の値 | ||
---|---|---|---|---|
HOST-A | 仮想IPアドレス | sha0 | 192.168.80.1 | 192.168.180.1 |
HUB | 192.168.80.100 192.168.80.101 | 192.168.180.100 192.168.180.101 |
以下は“B.3.3 クラスタシステムによる設定例(1:1運用待機)”のHOST-A、HOST-B をクローニングする場合の設計例です。
変更するIPアドレス | 複製元の値 | 複製先の値 | ||
---|---|---|---|---|
HOST-A | 仮想IPアドレス | sha0 | 192.168.80.1 | 192.168.180.1 |
HUB | 192.168.80.100 192.168.80.101 | 192.168.180.100 192.168.180.101 | ||
HOST-B | 仮想IPアドレス | sha0 | 192.168.80.2 | 192.168.180.2 |
HUB | 192.168.80.100 192.168.80.101 | 192.168.180.100 192.168.180.101 | ||
引継ぎ仮想インタフェース | sha0:65 | 192.168.80.3 | 192.168.180.3 |