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PRIMECLUSTER  RMS 導入運用手引書 4.7

F.8.3 バックグラウンドスクリプトのログ採取

Command Lineサブアプリケーションは、バックグラウンドで動作する別のコマンドやスクリプトを実行するスクリプトを起動することができます。バックグラウンドプロセスがstdoutまたはstderrに書き込みをする場合、その出力はログファイルにダイレクトされ、ログファイルはプロセスが正常終了するか終了させられるまでオープンされたままです。これにより、そのログファイルはRMSログファイルがcronジョブまたはhvlogcleanによってクリーンされる時とは異なる方法で処理されます。

hvlogcleanは、クリーンアップを行う際に古いログファイルをバックアップディレクトリに移動します。このバックアップディレクトリ名にはRMSが最後に起動された時間が使用されています。バックグラウンドプロセス用のログファイルも、オープンされた状態でそこに移されます。バックグラウンドのプロセスは、オープンされたファイルへの書き込みを継続するため、その後の出力はファイルの移動先であるバックアップディレクトリに保存され、/var/opt/reliant/logには保存されません。RMSの残りのプロセスも同様です。

プロセスの実行中にバックグラウンドプロセスのログファイルが削除された場合(手動またはhvlogclean -dコマンドなど)、そのログファイルはそれ以後参照することはできません。ただし、ファイルは引き続き存在しているため、バックグラウンドプロセスは、正常終了するか途中で停止されるまで、表示ができなくなったファイルに書き込みを継続します。