RELIANT_LOG_PATH/switchlogファイルにはユーザに関係するRMSイベント (切替要求や障害の指摘など) が記録されます。次の5つの種類があります。
情報メッセージ (通知)
警告メッセージ
エラーメッセージ
致命的エラーメッセージ
RMSが実行したスクリプトの出力
通知、警告、エラー、致命的エラー
最初の4つのカテゴリに属するメッセージは、次の形式をとります。
timestamp: (err_code, err_number): msg_type: msg_text: msg_end
メッセージの各フィールドは、後ろにスペースのついたコロン (: ) で区切られています。各フィールドは以下のとおりです。
timestampは次の形式です。
yyyy-mm-dd hh:mm:ss.xxx
(err_code、err_number) は、そのメッセージを生成した内部コンポーネントを表す2文字または3文字のコードに続けて、そのコンポーネントに関する一意のメッセージ番号が記されています。
msg_typeは、以下のいずれかです。
NOTICE
WARNING
ERROR
FATAL ERROR
msg_textはRMS製品が生成するテキストです。1行以上の文字列で構成され、各行の終わりには改行文字が付けられます。
msg_endは等号を4つ並べたもので (====) 最後に改行文字が付けられます。先行するmsg_textの最後にも改行文字が付き、その後ろには区切り記号としてコロンとスペースがあるため、msg_endは、ログファイルでは、独立した1行にコロン、スペース、および4つの等号が並んでいるように見えます(: ====) 。これにより、行数に関係なく、各メッセージの末尾が簡単に識別できます。
RMS ERRORおよびRMS FATAL ERRORメッセージの一覧 (先頭のtimestampおよびmsg_endフィールドは省略) は、“PRIMECLUSTER 活用ガイド<メッセージ集>”を参照してください。
スクリプトの出力
メッセージの5番目カテゴリであるスクリプトには、定まった形式はありません。これらのメッセージは、RMS構成で定義されたスクリプトによって生成された標準出力および標準エラーストリームのリダイレクト出力です。先頭のtimestampフィールドおよび末尾のmsg_endフィールドは通常ありません。
以下に短いスクリプトメッセージの例を示します。
Starting Reliant Monitor Services now loadcount: 0 loadcount lt 3