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PRIMECLUSTER  RMS 導入運用手引書 4.7

1.10 RMSディレクトリ構造

RMSソフトウェアは、多くの実行可能ファイル、スクリプト、ファイル、およびコマンドで構成されています。これらはすべて、RMS環境変数RELIANT_PATHで指定されたディレクトリ配下のディレクトリに格納されています。以下の表に、RMSソフトウェアを正しくインストールした後のディレクトリ構造を示します。

表1.2 RMSの基本ディレクトリ構造

名前

格納されているファイル

RELIANT_PATH

基本ディレクトリ (デフォルト: /opt/SMAW/SMAWRrms)

<RELIANT_PATH>/bin

実行可能プログラム。ディテクタ、コマンド、スクリプトなど

<RELIANT_PATH>/build

構成定義ファイルの作業領域

<RELIANT_PATH>/etc

RMSおよび構成ツールで使用するさまざまなファイル

<RELIANT_PATH>/include

ディテクタと構成定義ファイルが使用するRMSインクルードファイル (ヘッダファイル)

<RELIANT_PATH>/lib

RMS実行ライブラリ

<RELIANT_PATH>/tab

ディテクタを再起動する際に使用するテーブル

<RELIANT_PATH>/us

RMSソースファイル。RMSのソースファイル (このディレクトリに含まれるファイルの名前は予約済みなので、ユーザが作成する構成定義ファイルの名前として使用できない。)

以下の表に示すとおり、RMSログファイルは、RMS環境変数RELIANT_LOG_PATHで指定されたディレクトリに保存されています。

表1.3 ログのディレクトリ構造

名前

格納されているファイル

RELIANT_LOG_PATH

ログディレクトリ ( デフォルト: /var/opt/SMAWRrms/log)

このディレクトリにあるログファイルを利用してデバッグを行います。

同じディレクトリにRMSログファイルのバックアップコピーを保存するサブディレクトリがあります。バックアップ用のサブディレクトリにはそれぞれ、yyyy-mm-dd_HH:MM:SS の形式で名前が付けられ、バックアップが作成された日付と時刻が分かるようになっています。