オペレーターコンテナに割り当てられたリソースの変更方法を説明します。
オペレーターコンテナに割り当てられたリソースを更新する際には、オペレーターコンテナが再作成されます。このとき、すでに構築済みのFEPClusterなどのコンテナの運用が止まることはありません。
割り当てリソースの変更方法はオペレーターのインストール方法により異なります。
オペレーターをOperatorHubからインストールして利用している場合、オペレーターコンテナに割り当てられたリソースを変更するためには、ClusterServiceVersion(CSV)を編集します。
CSVの「spec.install.spec.deployments[0].spec. template.spec.containers[0].resources」を編集することで、オペレーターコンテナが再作成され、指定したリソースが適用されます。
Operators配下のメニュー項目で[Installed Operators]をクリックし、インストールしたオペレーターを選択します。[YAML]タブで割り当てリソースの指定箇所を編集し、[Save]をクリックします。
“oc get”コマンドでインストールしているオペレーターのCSV名を確認します。
$ oc get csv NAME DISPLAY VERSION REPLACES PHASE fujitsu-enterprise-postgres-operator.v4.1.5 Fujitsu Enterprise Postgres Operator 4.1.5 Succeeded
“oc edit”コマンドでCSVを編集します。
$ oc edit csv fujitsu-enterprise-postgres-operator.v4.1.5
オペレーターをHelm Chart、またはRancherUIを利用してインストールしている場合、オペレーターコンテナに割り当てられたリソースを変更するためには、オペレーターコンテナのDeploymentを編集します。
Deploymentの「spec.template.spec.containers[0].resources」を編集することで、オペレーターコンテナが再作成され、指定したリソースが適用されます。
“kubectl edit”コマンドでDeployment“fep-ansible-operator”を編集します。
$ kubectl get deployment fep-ansible-operator NAME READY UP-TO-DATE AVAILABLE AGE fep-ansible-operator 1/1 1 1 2m10s $ kubectl edit deployment fep-ansible-operator