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Enterprise Postgres 15 オペレーターユーザーズガイド

6.5.1 割り当てリソースの変更方法

オペレーターコンテナに割り当てられたリソースの変更方法を説明します。

オペレーターコンテナに割り当てられたリソースを更新する際には、オペレーターコンテナが再作成されます。このとき、すでに構築済みのFEPClusterなどのコンテナの運用が止まることはありません。

割り当てリソースの変更方法はオペレーターのインストール方法により異なります。

6.5.1.1 OperatorHubを利用してインストールした場合

オペレーターをOperatorHubからインストールして利用している場合、オペレーターコンテナに割り当てられたリソースを変更するためには、ClusterServiceVersion(CSV)を編集します。

CSVの「spec.install.spec.deployments[0].spec. template.spec.containers[0].resources」を編集することで、オペレーターコンテナが再作成され、指定したリソースが適用されます。

OCPのGUIコンソールからCSVを編集する場合

Operators配下のメニュー項目で[Installed Operators]をクリックし、インストールしたオペレーターを選択します。[YAML]タブで割り当てリソースの指定箇所を編集し、[Save]をクリックします。


OCクライアントを利用してCUIコンソールからCSVを編集する場合

“oc get”コマンドでインストールしているオペレーターのCSV名を確認します。

$ oc get csv
NAME                                          DISPLAY                                VERSION   REPLACES   PHASE
fujitsu-enterprise-postgres-operator.v4.1.5   Fujitsu Enterprise Postgres Operator   4.1.5                Succeeded

“oc edit”コマンドでCSVを編集します。

$ oc edit csv fujitsu-enterprise-postgres-operator.v4.1.5

6.5.1.2 Helm ChartまたはRancherUIを利用してインストールした場合

オペレーターをHelm Chart、またはRancherUIを利用してインストールしている場合、オペレーターコンテナに割り当てられたリソースを変更するためには、オペレーターコンテナのDeploymentを編集します。

Deploymentの「spec.template.spec.containers[0].resources」を編集することで、オペレーターコンテナが再作成され、指定したリソースが適用されます。

“kubectl edit”コマンドでDeployment“fep-ansible-operator”を編集します。

$ kubectl get deployment fep-ansible-operator
NAME                   READY   UP-TO-DATE   AVAILABLE   AGE
fep-ansible-operator   1/1     1            1           2m10s

$ kubectl edit deployment fep-ansible-operator