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Enterprise Postgres 15 オペレーターユーザーズガイド

6.3 PITRによるリストアの実行

PITRによるリストアは、アプリケーションの障害が原因でデータベースを特定の場所にリストアしたり、本番用に複製データベースを準備したりする場合に実行します。

リストアプロセスでは、次のようにリストア用のカスタムリソース(FEPRestoreカスタムリソース)を作成することにより、データを復元できます。

oc create -f [Custom Resource Files]

Example)

$oc create -f config/samples/postgres_v1_restore.yaml

リストアには、既存のFEPClusterにデータを復元する方法と、新しいFEPClusterにデータを復元する方法の2つがあります。

既存のFEPClusterに復元する場合、FEPCluster名、IPアドレス、さまざまな設定などの情報は同じままです。

新しいFEPClusterに復元する場合、FEPCluster名はCRで指定した名前であり、新しいIPアドレスも指定されます。 設定値が指定されていない場合、新しいクラスタはリストア元のクラスタから設定を継承しますが、CRで指定することにより、設定を変更して新しいクラスタを作成できます。