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Enterprise Postgres 15 オペレーターユーザーズガイド

4.10.4 レポートをアップロードするための定義

Webサーバのurl

httpとhttpsの両方がサポートされています。

例)

    pgBadger:
      endpoint:
        url: 'https://webserver-svc:4443/cgi-bin/upload.php'

Webサーバ認証

Basic認証のみがサポートされています

Webサーバ認証を設定するには、以下を行います。

username:passwordからbase64でエンコードされたテキストを作成します

例)

$ echo -ne "myuser:mypass" | base64
amFzb253Omphc29udw==

シークレットを作成するために出力をbase64でラップします

例)

$ echo -ne "amFzb253Omphc29udw==" | base64
YW1GemIyNTNPbXBoYzI5dWR3PT0=

ラップされたテキストを使用してシークレットを作成します。キーは「basic_auth」である必要があります

例)

kind: Secret
apiVersion: v1
metadata:
  name: pgbadger-endpoint-auth
  namespace: fep-container-ct
data:
  basic_auth: YW1GemIyNTNPbXBoYzI5dWR3PT0=
type: Opaque

endpoint定義にシークレット名を追加します。

例)

    pgBadger:
      endpoint:
        authentication: pgbadger-endpoint-auth

Webサーバ証明書

Webサーバで証明書ファイルが必要な場合、FEPClusterクラスターはcustomCertificateカスタムリソースを提供して、証明書ファイルをコンテナにマウントします。

Webサーバで証明書を使用するには、以下を行います。

証明書ファイルと鍵ファイルに基づいてシークレットを作成します。

例)

oc create secret tls  webserver-cert --cert=webserver.pem --key=webserver.key

webserver.pemおよびwebserver.keyは、Webサーバにアクセスするための証明書ファイルです。


CA証明書に基づいてコンフィグマップを作成します。

例)

oc create configmap webserver-cacert --from-file=ca.crt=webca.pem

webca.pemは、WebサーバにアクセスするためのCA証明書ファイルです。


FEPClusterカスタムリソースでカスタム証明書を定義します。

例)

spec:
  fepChildCrVal:
    customCertificates:
      - userName: pgbadger-custom
       certificateName: webserver-cert
       caName: webserver-cacert

userNameはpgBadgerエントリ内の参照です。

certificateNameは、上記で作成したシークレットです。

caNameは、上記で作成したコンフィグマップです。


pgbadgerのendpointでカスタム証明書名を参照します。

例)

    pgBadger:
      endpoint:
        customCertificateName: pgbadger-custom

Webサーバへのセキュアでないアクセス

pgbadgerカスタムリソースは、セキュアな接続が必要でない場合に、Webサーバのendpointにオプションを提供します。

例)

    pgBadger:
      endpoint:
        insecure: true

ファイルアップロードパラメータ

ファイルをWebサーバにアップロードするためのパラメータを指定します。このパラメータの値は、Webサーバの実装によって異なります。

例)

    pgBadger:
      endpoint:
        fileUploadParameter: uploadfile

curlコマンドおよびパラメータ

FEPClusterはcurlコマンドを使用して、生成されたレポートをWebサーバのエンドポイントにアップロードします。endpointセクションのCRは、curlコマンドパラメータに変換されます。次の表に、マッピングを示します。

curlコマンドのパラメータ

ユーザー設定

[URL]

Endpointのurl

--cert

webserver.pem

customCertificateNameで参照されるシークレットに含まれる

--key

webserver.key

customCertificateNameで参照されるシークレットに含まれる

--cacert

webca.pem

customCertificateNameで参照されるコンフィグマップに含まれる

--form “uploadfile=@/path/to/report”

EndpointのfileUploadParameter

--header "Authorization: Basic passxxx”

Endpointのauthentication configmap

--insecure

endpoint.insecure が「true」に設定されている場合