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Enterprise Postgres 15 オペレーターユーザーズガイド

2.3 各機能の設計観点

各機能を設計する上での設計のポイントを説明します。

postgresql-cfg のフォーマット

postgresql-cfgは、PostgreSQLlパラメータを含むConfigMapを表します。このファイルには、インスタンスのpostgresql.confに反映する必要があるパラメータが含まれています。Patroniはpostgresql.confによって認識されていないすべてのパラメータを無視するため、FEPパラメータを特別な方法で処理するためのアプローチが定義されています。

ConfigMapの内容は、key=value形式で定義します。以下の表に詳細を示します。

仕様

補足

コンテンツには複数のキーと値のペアが含まれる場合があります。

foo=bar

foo1=bar1

-

引用符がない限り、値にスペースを含めることはできません。

foo=bar bar2

無効

引用符で囲まれた値の後に、別の値は指定できません。

foo='bar bar2' something

無効

キーと値のペアには「=」記号が必要です。

-

-

キーと値のペアの前/後/間に空白を使用できます。

foo = bar

-

'#'以降のコンテンツはすべて無視されます。

# コメントと見なされますfoo=bar # コメントと見なされます

-

値は一重引用符で囲むことができます。

foo='bar bar2'

-

一重引用符は、2つの一重引用符でエスケープできます。

foo='It''s ok'

注: 一重引用符は、Patroniedit-configコマンドではサポートされていません。

patronictl edit-configコマンドを呼び出すと、円記号「\」は「\\」に置き換えられます。

-

コマンドラインのエスケープを回避できます。

キーと値のペアが無効な場合、それらは無視されます。 アップデートは次のペアの処理を続行します。

foobar

foo2=bar2

“foobar”は無視されます。

コンテナスクリプトは、正しい形式である限り、キーと値を検証しません。

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psqlのshowコマンドを使用して、パラメータが正しく設定されていることを確認することをお勧めします。