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Enterprise Postgres 14 SP1 オペレーターリファレンス
FUJITSU Software

1.2.13 FEPUpgradeカスタムリソース

FEPClusterカスタムリソースに“spec.fepChildCrVal.upgrade”が定義されると、FEPUpgradeカスタムリソースが定義されます。

パラメータは以下のとおりです。

フィールド

省略値

説明

apiVersion

fep.fujitsu.io/v1

固定

kind

FEPUpgrade

固定

metadata.name

FEPClusterカスタムリソースと同じ

固定

metadata.namespace

FEPClusterカスタムリソースと同じ

固定

spec.upgrade

spec.upgrade.sourceCluster

データ移行元のFEPClusterCR名を指定します。

必ず指定します。

spec.upgrade.mcSpec.limits

cpu: 200m

memory: 300Mi

オプション

アップグレード実行コンテナに割り当てるリソースの上限値を指定します。

spec.upgrade.mcSpec.requests

cpu: 100m

memory: 200Mi

オプション

アップグレード実行コンテナに割り当てるリソースの下限値を指定します。

spec.upgrade.image

オプション

省略時された場合、オペレーターコンテナ環境からimageのURLが取得されます。

spec.upgrade.imagePullPolicy

IfNotPresent

オプション

コンテナイメージのpull policyを指定します。

  • Always

  • IfNotPresent

  • Never

spec.upgrade.source.pgAdminTls.certificateName

オプション

データソースのspec.fepChildCrVal.sysUsers.pgAdminTls.certificateNameを定義していない場合、データソースのPostgresユーザー“postgres”の証明書を含むKubernetes TLSシークレットを指します。

データソースのFEPがアップグレード実行コンテナの認証方法を“cert”にしていた場合、アップグレード実行コンテナがシークレットに定義された証明書を利用します。

spec.upgrade.destination.pgAdminTls.certificateName

オプション

新規作成するFEPClusterのspec.fepChildCrVal.sysUsers.pgAdminTls.certificateNameを定義していない場合、データソースのPostgresユーザー“postgres”の証明書を含むKubernetes TLSシークレットを指します。

新規作成するFEPがアップグレード実行コンテナの認証方法を“cert”にしていた場合、アップグレード実行コンテナがシークレットに定義された証明書を利用します。

spec.upgrade.storage

オプション

ダンプファイルを格納するためのストレージを定義します。

spec.upgrade.storage.storageClass

オプション

省略された場合、運用している環境のデフォルトのストレージクラスを利用します。

spec.upgrade.storage.size

2Gi

オプション

ダンプファイルを格納するストレージのサイズを指定します。

spec.upgrade.storage.accessModes

ReadWriteOnce

オプション

ダンプファイルを格納するストレージのアクセスモード

アクセスモードの配列として指定します。

例: [ReadWriteMany]

省略すると、[ReadWriteOnce]として扱われます。