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Enterprise Postgres 14 オペレーターユーザーズガイド
FUJITSU Software

4.7.3 FEPLoggingの操作

4.7.3.1 Elasticsearchへのログ転送

ユーザーがFEPLoggingカスタムリソースでElasticsearchを指定し、FEPClusterがそのFEPLoggingインスタンスにログを送信するように設定されている場合、それらのFEPログはElasticsearchスタックまたはElastic Cloudに表示されます。ElasticsearchがKibanaで設定されている場合、ログはKibanaダッシュボードに表示されます。fep log csvフィールドを使用して、Kiabanaでさまざまなダッシュボードを作成することもできます。LogstashPrefix値は、特定のFEPLoggingインスタンスのログをフィルタするために使用されます。

ユーザーは、FEPログがリアルタイムに出力先に存在するかを確認することにより、FEPLogging機能が適切に構成されているかどうかを確認できます。

4.7.3.2 ログの重要度ベースのアラーム/メトリクス

FEPLogging機能は、postgresのログ重要度に基づいてアラーム/アラートを生成するためにも使用されます。ユーザがFEPLoggingカスタムリソースを作成している間、オペレーターは様々なpostgresのサービスメトリクスのリアルタイムカウントをOpenshiftで管理されているPrometheusに転送します。Openshiftで管理されているAlertmanagerは、このメトリクスカウンターにアクセスし、ユーザーはそれらを使用してアラート/アラームを作成できます。次の4つのデフォルトのアラートルールが、FEPLoggingの一部としてすでに作成されています。

デフォルトのスクレイピング間隔は30秒であるため、Prometheusは30秒ごとにpostgres_severityカウンターをスクレイピングします。ユーザーは、FEPLoggingカスタムリソースからこのスクレイピング間隔を変更できます。各スクレイピング間隔の後、postgres_severityカウンターで変更/増分が見つかった場合、アラートルールが実行されます。 ユーザーは、Prometheusダッシュボードからいつでもpostgres_severityメトリックのカウントを確認できます。