イベントサービスの関数インタフェースで通知されるシステム例外とマイナーコードを下表に示します。
システム例外 | マイナーコード | 意味・対処方法 | |
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16進表記 | 10進表記 | ||
BAD_OPERATION | 0x464a01e0 | 1179255264 | 指定したイベントチャネルのモデルと呼び出したメソッドが矛盾しています。アプリケーションプログラムに問題がないかを確認してください。 |
0x464a01e1 | 1179255265 | ローカルトランザクション運用を指定していないチャネルでローカルトランザクション処理が行われました。ローカルトランザクション運用のチャネルを作成してください。 | |
0x464a01e2 | 1179255266 | ||
0x464a01e9 | 1179255273 | サプライヤがデータをpushまたはcommitした際、イベントチャネルに接続しているコンシューマが存在しませんでした。コンシューマがイベントチャネルに接続完了後、再度pushメソッドを発行してください。 | |
0x464a01eb | 1179255275 | 不揮発チャネル運用の静的チャネルに対して無効なdestroy要求が呼び出されました。不揮発チャネル運用で静的チャネルを削除する場合は、esrmchnlコマンドを使用してください。 | |
BAD_PARAM | 0x464a01e4 | 1179255268 | パラメタの指定に誤りがあります。アプリケーションプログラムにおいて、パラメタに正しい型および値が指定されているか、NULLまたは指定範囲外の値が指定されていないかを確認してください。 |
0x464a01e5 | 1179255269 | パラメタに誤ったプロキシのオブジェクトリファレンスが指定されました。プロキシのオブジェクトリファレンスに正しい値を指定してください。 | |
BAD_QOS | 0x00000000 | 0 | 指定されたQoSプロパティ項目またはその値に誤りがあります。 |
COMM_FAILURE | 0x464a01c1 | 1179255233 | pullまたはpull_waitメソッドのイベントデータ待ち合わせ処理がタイムアウトに達しました。データを受信する場合は、再度pullメソッド/pull_waitメソッドを発行してください。 |
0x464a01c2 | 1179255234 | 以下のいずれかの処理により、pullメソッドのイベントデータの待ち合わせ処理がタイムアウトに達しました。
当該コンシューマは、イベントチャネルとの接続が切断されました。 アプリケーションにおいて、pullメソッド/pull_waitメソッドでイベントデータ待合せ処理中に、disconnectメソッド/destroyメソッドを発行していないかを確認してください。イベントデータ待合せ処理中である場合、pull_cancellメソッドでイベントデータの待合せを解除させてから、disconnectメソッド/destroyメソッドを発行してください。 なお、通信を再開する場合は、以下の対処を行ってください。
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0x464a01c3 | 1179255235 | スレッドの生成に失敗しました。スレッド環境を確認してください。 | |
0x464a01c4 | 1179255236 | プロセスの起動に失敗しました。CORBAサービスの動作環境ファイル(config)のパラメタ“max_processes”を確認してください。または、システム環境を確認してください。 | |
0x464a01c5 | 1179255237 | ローカルトランザクション処理がタイムアウトに達しました。イベントチャネルは、トランザクション開始前と同じ状態となっています。トランザクション処理を再開する場合は、local_beginメソッドから開始してください。 | |
0x464a01c6 | 1179255238 | pull_cancelメソッドによりpullの待ち合わせが解除されました。データを受信する場合は、pullメソッドを再度発行してください。 | |
0x464a01c8 | 1179255240 | pull状態のコンシューマが存在しているため、commitできませんでした。pull完了後、commit処理を実行してください。 | |
0x464a01c9 | 1179255241 | トランザクション処理のpullの待ち合わせが、アプリケーションによるrollback、またはトランザクションタイムアウトにより解除されました。 | |
0x464a01ec | 1179255276 | 以下のインタフェースに指定したホスト名またはポート番号に誤りがある可能性があります。アプリケーションプログラムにおいて、以下のインタフェースに指定したホスト名およびポート番号に誤りがないかを確認してください。
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IMP_LIMIT | 0x464a01b2 | 1179255218 | ノーティフィケーションサービスのイベントチャネルに蓄積できるデータ数が上限に達しました。essetcnfコマンド、essetcnfchnlコマンド、およびesmonitorコマンドでイベントチャネルの蓄積できるデータ数を確認し、必要に応じて上限値を変更してください。コマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。 |
0x464a01b9 | 1179255225 | グローバルトランザクション運用において、以下の値が上限に達しました。
上記の値に問題がないかを確認してください。 | |
INTERNAL | 0x464a01d0 | 1179255248 | イベントチャネルに接続したアプリケーションが、イベントチャネルから切断せずに終了した可能性があります。esmonitorchnlコマンドで不要になった接続情報を回収してください。また、アプリケーションにおいても不要になった接続情報を回収してください。 |
NO_IMPLEMENT | 0x464a01e6 | 1179255270 | 未サポートの関数または機能を使用しました。 |
0x464a01ec | 1179255276 | アプリケーションがアクセスしたホストのネーミングサービスには、指定したイベントチャネルのオブジェクトリファレンスが登録されていません。esmkchnlコマンドでイベントチャネルを作成する際、ネーミングサービスにイベントチャネルのオブジェクトリファレンスを登録しますが、アプリケーションの参照先のホストとして、イベントチャネルのオブジェクトリファレンスを登録したネーミングサービスのホストと異なるホストが設定されている可能性があります。 イベントサービス/ノーティフィケーションサービスのアプリケーションを運用している場合
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essetchnliorコマンドでイベントチャネルのオブジェクトリファレンスを登録したイベントチャネルが存在しません。 | |||
イベントチャネルが存在しません。 イベントサービス運用コマンドを使用する場合
Interstage管理コンソールを使用してイベントサービスを操作する場合
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すでに切断されているプロキシのオブジェクトリファレンスで、beginメソッドまたはdisconnectメソッドが発行されました。アプリケーションプログラムに問題がないかを確認してください。 | |||
不揮発チャネル運用を行っている場合は、イベントチャネルの作成後に、ユニット作成時にユニット定義ファイルで指定したディレクトリ(trandir、sysdir、userdir)配下の資源が更新された可能性があります。 | |||
0x464a01ed | 1179255277 | イベントチャネルが存在しません。esmonitorコマンドでイベントチャネルの動作状況を確認してください。 | |
essetchnliorコマンドでイベントチャネルのオブジェクトリファレンスを登録したイベントチャネルが存在しません。 | |||
0x464a01ee | 1179255278 | トランザクションのリカバリ処理中です。しばらく待った後、再度処理を実行してください。 | |
NO_MEMORY | 0x464a01e8 | 1179255272 | 領域獲得に失敗しました。不要なアプリケーションを終了し、空きメモリを増やしてください。
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NO_RESOURCES | 0x464a01b0 | 1179255216 | イベントチャネルが閉塞終了モードで停止中です。 |
動的生成イベントチャネルが閉塞終了モードで停止中です。 | |||
0x464a01b1 | 1179255217 | イベントチャネルへの接続数が上限に達しました。イベントチャネルに接続したアプリケーションが、イベントチャネルから切断せずに終了した可能性があります。不要になった接続情報はアプリケーションで回収してください。 | |
動的生成イベントチャネルの起動数が上限を超えました。essetcnfコマンドおよびesmonitorコマンドで動的生成イベントチャネルの起動数を確認し、必要に応じて上限値を変更してください。コマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。 | |||
0x464a01b2 | 1179255218 | イベントチャネルに蓄積できるデータ数が上限に達しました。essetcnfコマンド、essetcnfchnlコマンド、およびesmonitorコマンドでイベントチャネルへの接続数を確認し、必要に応じて上限値を変更してください。コマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。 | |
0x464a01b3 | 1179255219 | イベントチャネル閉塞終了モードで停止中にpullメソッドが発行されたが、データは存在しませんでした。通信を行う場合は、イベントチャネルを再起動してから行ってください。 | |
0x464a01b4 | 1179255220 | イベントサービスの内部処理のORB関数でエラーが発生しました。CORBAサービスが動作するための資源が不足していないかを確認してください。 | |
0x464a01b5 | 1179255221 | プロセスの生成に失敗しました。システム環境を確認してください。 | |
0x464a01b6 | 1179255222 | トランザクションが開始されていません。トランザクションを開始してください。 | |
0x464a01b7 | 1179255223 | ユニットから資源不足が通知されました。システム資源を確認してください。 | |
0x464a01b8 | 1179255224 | メッセージ数が上限に達しました。メッセージ数を確認してください。 | |
0x464a01b9 | 1179255225 | 以下の値が上限に達しました。
上記の値に問題がないかを確認してください。 | |
0x464a01bb | 1179255227 | サプライヤがデータ送信処理(begin/push/commitメソッド)を行ったイベントチャネルが閉塞または自動閉塞されています。 | |
その他 | CORBAサービスのエラーが発生しました。システム例外は“19.1 CORBAサービスの例外情報”を、マイナーコードは“19.2 CORBAサービスのマイナーコード”を参照してください。 |