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Interstage Application Server V13.1.0 高信頼性システム運用ガイド
FUJITSU Software

4.4.2 サーバアプリケーション環境

サーバアプリケーションの環境は、運用ノードと待機ノードと全く同じ構成で作成しなければなりません。


サーバアプリケーションプログラム

サーバアプリケーションのプログラミングについては、クラスタシステムを使用しない場合と同じです。


スケルトンファイル

スケルトンファイルについては運用ノード、待機ノードでそれぞれ同じものを出力してください。


サーバアプリケーション実行ファイル

サーバアプリケーションなどのワークユニットで使用する資源などについては、運用ノードと待機ノードで同じ構成(ファイル名、ディレクトリ構成など)で作成する必要があります。


ワークユニット定義

ワークユニット定義については、運用ノードと待機ノードで同じものを使用してください。この場合、運用ノードと待機ノードそれぞれでisaddwudefコマンドを使用し、ワークユニット定義を登録する必要があります。


ワークユニット(CORBAアプリケーション)の変更

クラスタの環境を設定後、ワークユニットを追加または削除する場合、以下の手順で変更を行ってください。


PRIMECLUSTERの場合


追加する場合

  1. 運用ノード、待機ノードで追加するCORBAアプリケーションを作成します。

  2. クラスタサービスを停止します。

  3. 運用ノード、待機ノードで新規に追加するワークユニット定義を登録します。

  4. 追加するワークユニット名を状態遷移プロシジャに設定し、再度状態遷移プロシジャをクラスタに登録します。

  5. クラスタサービスを起動します。


削除する場合

  1. クラスタサービスを停止します。

  2. 運用ノード、待機ノードで削除するワークユニット定義を削除します。

  3. 削除するワークユニット名を状態遷移プロシジャから削除し、再度状態遷移プロシジャをクラスタに登録します。

  4. クラスタサービスを起動します。


WSFCの場合


追加する場合

  1. 運用ノード、待機ノードで追加するCORBAアプリケーションを作成します。

  2. クラスタサービスを停止します。

  3. 運用ノード、待機ノードで新規に追加するワークユニット定義を登録します。

  4. 運用ノード、待機ノードの「ワークユニット起動用バッチファイル」に追加するワークユニットの起動処理を記載します。

  5. クラスタサービスを起動します。


削除する場合

  1. クラスタサービスを停止します。

  2. 運用ノード、待機ノードで削除するワークユニット定義を削除します。

  3. 運用ノード、待機ノードの「ワークユニット起動用バッチファイル」に削除するワークユニットの停止処理を記載します。

  4. クラスタサービスを起動します。