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Interstage Application Server V13.1.0 セキュリティシステム運用ガイド
FUJITSU Software

13.2.1 CORBAサービスへの秘密鍵/証明書の設定

SMEEコマンドで構築した証明書/鍵管理環境上においてCORBAアプリケーション連携でSSLを使用する場合は、以下の方法でCORBAサービスに秘密鍵/証明書を設定しておく必要があります。


秘密鍵/証明書の設定

CORBAサービスに秘密鍵/証明書を設定するため、odsetSSLコマンドを実行します。コマンド実行時、トークンに設定したユーザPINを入力します。


CORBAサービスに秘密鍵/証明書を設定

odsetSSL  -sd C:\slot -ed C:\sslcert -tl Token01 -nn Jiro -pv 3.3 -c RSA-AES-256-GCM-SHA384
  UserPIN:
  Re-type UserPIN:

odsetSSL  -sd /home/SSL/slot -ed /home/SSL/sslcert -tl Token01 -nn Jiro -pv 3.3 -c RSA-AES-256-GCM-SHA384
  UserPIN:
  Re-type UserPIN:

セキュリティ属性

CORBAサービスではセキュリティ属性として以下をサポートしており、odsetSSLコマンドで指定します。

odsetSSLコマンドの詳細については「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「odsetSSL」を参照してください。

SSLプロトコルバージョン(-pv xx)

SSLプロトコルバージョンとして、以下をサポートしています。

  • SSL3.1(TLS1.0)

  • SSL3.2(TLS1.1)

  • SSL3.3(TLS1.2)

注意

SSL3.1(TLS1.0)、SSL3.2(TLS1.1)は旧システムサーバ間の接続のために設定することができますが、必要がない限りはSSL3.3(TLS1.2)を使用するようにしてください。

暗号化方式(-c xx)

暗号化方式については、以下をサポートしています。

  • SSLプロトコルバージョンに「SSL3.1(TLS1.0)」を使用する場合

    • 128bit鍵とSHA-1 MACを使用したAES暗号

    • 128bit鍵とSHA-1 MACを使用したSC2000暗号

    • 256bit鍵とSHA-1 MACを使用したAES暗号

    • 256bit鍵とSHA-1 MACを使用したSC2000暗号

  • SSLプロトコルバージョンに「SSL3.2(TLS1.1)」を使用する場合

    • 128bit鍵とSHA-1 MACを使用したAES暗号

    • 128bit鍵とSHA-1 MACを使用したSC2000暗号

    • 256bit鍵とSHA-1 MACを使用したAES暗号

    • 256bit鍵とSHA-1 MACを使用したSC2000暗号

  • SSLプロトコルバージョンに「SSL3.3.(TLS1.2)」を使用する場合

    • 128bit鍵とSHA-1 MACを使用したAES暗号

    • 128bit鍵とSHA-256 MACを使用したAES暗号

    • 128bit鍵とSHA-1 MACを使用したSC2000暗号

    • 128bit鍵とSHA-256 MACを使用したSC2000暗号

    • 256bit鍵とSHA-1 MACを使用したAES暗号

    • 256bit鍵とSHA-256 MACを使用したAES暗号

    • 256bit鍵とSHA-1 MACを使用したSC2000暗号

    • 256bit鍵とSHA-256 MACを使用したSC2000暗号

    • 128bitの鍵とSHA-256 MACを使用したAES GCM暗号

    • 256bitの鍵とSHA-384 MACを使用したAES GCM暗号


クライアント証明書不在時の認証可否 ("-verify m")

自ホストにクライアント証明書が存在しない場合に、サーバ側でのクライアント認証時の動作を指定します。

1

自ホストにクライアント証明書が存在しない場合も認証処理を続行

2

自ホストにクライアント証明書が存在しない場合はエラー終了(証明書なし)