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Interstage Application Server V13.1.0 Interstage HTTP Server 2.4運用ガイド
FUJITSU Software

7.2 ahsrestore

名前

ahsrestore - Interstage HTTP Server 2.4の資源のリストア/移入


形式

ahsrestore -d directory [-t pass|all] [-h host_table]


機能説明

本コマンドは、ahsbackupコマンドでバックアップ/移出を行ったInterstage HTTP Server 2.4の資源のリストア/移入を行います。

本コマンドのオプションとパラメタを以下に示します。


-d directory


Interstage HTTP Server 2.4資源の格納ディレクトリ名を、256バイト以内で指定します。ahsbackupコマンドで指定したディレクトリ名を指定してください。



Interstage HTTP Server 2.4資源の格納ディレクトリ名を、256バイト以内の絶対パスで指定します。ahsbackupコマンドで指定したディレクトリ名を指定してください。


-t pass|all

リストア/移入の対象とする資源を指定します。ahsbackupコマンド実行時に指定したオプションに応じて、指定可能なオプションを以下の表で確認して指定してください。なお、リストア/移入の対象となる資源については、ahsbackupコマンドのバックアップ・移対象資源の表を参照してください。


ahsbackupコマンド実行時の指定

-tオプション省略

-t pass

-t all

-tオプション省略

-t pass
-tオプション省略

-t all
-t pass
-tオプション省略


-h host_table

移入時に、ホスト名/IPアドレスを変更する場合、変更前と変更後のホスト名/IPアドレスを記述したファイル名を絶対パスで指定して、移入処理時に自動的にホスト名/IPアドレスを変換します。本オプションを省略した場合は、ホスト名/IPアドレスを変換しません。
指定するファイルは、以下のように記述してください。

  • コメント行には、各行の先頭にハッシュマーク(#)を記述します。

  • 半角スペース、タブは、無視します。

### Host IP conversion table ###

# IP address conversion definition
  (変換前のIPアドレス) > (変換後のIPアドレス)
               :

# Host name conversion definition
  (変換前のホスト名) > (変換後のホスト名)
               :

ホスト名およびIPアドレスを以下のように変換する場合の設定例

変換前

変換後

IPアドレス「192.168.0.1」

IPアドレス「192.168.0.3」

IPアドレス「[2001:db8:0:0:1:0:0:1]」

IPアドレス「[2001:db8:0:0:1:0:0:3]」

ホスト名「www.example.com」

ホスト名「www.example.net」

ホスト名「host1.example.com」

ホスト名「host2.example.com」

### Host IP conversion table ###

# IP address conversion definition
  192.168.0.1 > 192.168.0.3
  [2001:db8:0:0:1:0:0:1] > [2001:db8:0:0:1:0:0:3]

# Host name conversion definition
  www.example.com > www.example.net
  host1.example.com > host2.example.com

注意事項

使用例


Interstage HTTP Server 2.4の資源をリストアします。

C:\Interstage\F3FMahs\bin\ahsrestore.exe -d X:\Backup -t all


Interstage HTTP Server 2.4の資源をリストアします。

/opt/FJSVahs/bin/ahsrestore -d /backup -t all