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Interstage Application Server V13.1.0 Interstage HTTP Server 2.4運用ガイド
FUJITSU Software

3.21 HTTP Keep-Alive機能の設定

KeepAliveディレクティブやKeepAliveTimeoutディレクティブなどを使用して、HTTP Keep-Alive機能を設定します。

設定例を以下に示します。

注意

  • HTTP Keep-Alive機能を有効に設定し、Keep-Alive接続中にクライアントからのリクエストとタイムアウトによるWebサーバからの切断が同時に発生した場合、リクエストが処理されずに通信が切断される可能性があります。本現象を回避するには、HTTP Keep-Alive機能を無効に設定してください。

  • HTTP Keep-Alive機能を有効に設定しても、以下のいずれかの条件に該当する場合、HTTP Keep-Alive機能は無効となります。

    • クライアントに、以下のいずれかのステータスコードで応答を返す場合

      • 400(Bad Request)

      • 408(Request Time-out)

      • 411(Length Required)

      • 413(Request Entity Too Large)

      • 414(Request-URI Too Large)

      • 500(Internal Server Error)

      • 501(Not Implemented)

      • 503(Service Temporarily Unavailable)

    • MaxKeepAliveRequestsディレクティブで設定するリクエスト数に「1」以上の値を指定し、同一TCPコネクション内で「リクエスト数+1」のリクエスト処理が完了した場合

    • HTTPリクエストヘッダーのConnectionヘッダーフィールドに、「Connection: close」が指定されている場合

    • HTTPリクエストヘッダーのConnectionヘッダーフィールドに、「Connection: Keep-Alive」が指定されていない場合(HTTPのバージョンが「HTTP/1.0」の場合)

    • クライアントからTCPコネクションが切断された場合

HTTP Keep-Alive機能を有効とし、タイムアウト「15秒」、許可するリクエスト「無制限」を設定する場合

KeepAlive            On
KeepAliveTimeout     15
MaxKeepAliveRequests 0

参照

トレースログにより、HTTP Keep-Alive機能の接続保持時間を確認できます。HTTP Keep-Alive機能の接続保持時間の確認方法については、「4.2.3 トレースログ」-「出力項目」の「参考」を参照してください。

参考

関連ディレクティブ

  • KeepAlive

  • KeepAliveTimeout

  • MaxKeepAliveRequests