定義項目の更新時、意図しない値が保存される
他のユーザーが以下により同時に操作を行ったため、指定値が上書きされた可能性があります。
GlassFish Server管理コンソール
asadminコマンド
同時に操作を行っているユーザーがいないかを確認し、必要に応じて操作を再度実行してください。
特定のGlassFish Serverクラスターの定義項目の更新時、変更した値が保存されない
GlassFish Serverクラスターのadmin-listenerのポート番号に正しい値が設定されていない場合、GlassFish Serverクラスターの設定を変更しても、変更した値が保存されない可能性があります。
この場合、以下に該当するか、GlassFish Serverクラスターの設定値を確認してください。
[設定]-[<設定名>]-[ネットワーク設定]-[ネットワークリスナー]-[admin-listener]の「ポート番号」の設定値が、${ASADMIN_LISTENER_PORT}以外の場合。
[設定]-[<設定名>]-[システムプロパティ]の「ASADMIN_LISTENER_PORT」のデフォルト値が、他のプロセスやアプリケーションで使用されているポート番号などの異常な値の場合。
[設定]-[<設定名>]-[システムプロパティ]の「ASADMIN_LISTENER_PORT」のインスタンス値が、他のプロセスやアプリケーションで使用されているポート番号などの異常な値の場合。
該当する場合、以下の対処をし、ポート番号を正しく設定してから定義項目の変更を行ってください。
[クラスタ]-[<クラスター名>]-[インスタンス]タブを選択します。
GlassFish Serverインスタンステーブルから、インスタンス名を確認します。
pcmilistprocessesコマンドで、1.のGlassFish Serverインスタンスのプロセスの起動状態を確認します。実行結果に1.のGlassFish Serverインスタンスが表示された場合、そのGlassFish Serverインスタンスは起動しています。
2.で起動状態のGlassFish Serverインスタンスがあった場合、asadmin stop-local-instanceサブコマンドで停止してください。
注意
asadmin stop-local-instanceサブコマンドを実行した際、以下のメッセージが出力され、GlassFish Serverインスタンスを停止できない場合があります。
CLI1306 Warning - server instance is not running. Command stop-local-instance executed successfully.
その場合、asadmin stop-clusterサブコマンド、asadmin stop-domainサブコマンドを実行して、停止可能なGlassFish ServerクラスターおよびDASを停止したあと、PCMIサービスを再起動してください。そのあとで、asadmin start-domainサブコマンドを実行してDASを起動してください。
GlassFish Serverクラスターのadmin-listenerのポート番号に正しい値を設定します。
[設定]-[<設定名>]-[ネットワーク設定]-[ネットワークリスナー]-[admin-listener]の「ポート番号」の設定値が、${ASADMIN_LISTENER_PORT}以外の場合、${ASADMIN_LISTENER_PORT}を設定してください。
[設定]-[<設定名>]-[システムプロパティ]の「ASADMIN_LISTENER_PORT」のデフォルト値が、他のプロセスやアプリケーションで使用されているポート番号などの異常な値の場合、正しい値を設定してください。
[設定]-[<設定名>]-[システムプロパティ]の「ASADMIN_LISTENER_PORT」のインスタンス値が、他のプロセスやアプリケーションで使用されているポート番号などの異常な値の場合、正しい値を設定してください。
サーバーログに「ファイルを開きすぎです」のメッセージが出力される
サーバーログに以下のメッセージが出力される場合、プロセスで利用できるファイルディスクリプターが不足している可能性があります。
OM3014: An error occurred in the server application timer function. PCMI Error Code=1100 com.fujitsu.appsrv.pcmi.client.PcmiApiException: Communication error occurred. code = 1100 ~スタックトレース~ Caused by: java.io.IOException: ファイルを開きすぎです ~スタックトレース~
この場合、以下を目安にファイルディスクリプターのチューニングを実施してください。
4096よりも小さい場合、4096を設定する。
4096以上を設定しても上記メッセージが出力される場合、1000ずつ加算していく
ファイルディスクリプターのチューニング方法については、以下を参照してください。
マニュアル「チューニングガイド」の「システムのチューニング」-「サーバ機能運用時に必要なシステム資源」