Microsoft SQL Server JDBCドライバはMicrosoft SQL Serverには同梱されていません。Microsoft Corporationのホームページより、必要なJDBCドライバをダウンロードし、インストールして使用してください。
環境変数の設定
以下の環境設定を行ってください。
クラスパスの設定については「4.14.1 JDBCドライバの環境設定」を参照してください。
設定項目 | ドライバのバージョン | 設定値(注1)(注2) |
---|---|---|
クラスパス | Microsoft JDBC Driver 11.2 for SQL Server | Microsoft SQL Server JDBC Driverインストール ディレクトリー\sqljdbc_11.2\<言語>\mssql-jdbc-<バージョン>.jre8.jar(注3) |
注1)
SolarisまたはLinuxの場合、“\”を“/”に読み替えてください。
注2)
<言語>: 使用する言語。日本語版の場合は「jpn」、英語版の場合は「enu」。
注3)
<バージョン>: Microsoft JDBC Driver for SQL Serverのバージョン(例:8.2.2)。
接続プールの設定
接続プールの設定に以下を指定してください。
リソースタイプにはデータソースクラスが実装するインターフェイスを指定してください。
パラメタ | 指定値 |
---|---|
名前 | 任意の値 |
リソースタイプ | 以下のいずれかを指定してください。
|
データベースベンダー | MicrosoftSqlServer (注) |
データソースクラス名 | 以下のいずれかを指定してください。
|
注) データベースベンダーは、GlassFish Server管理コンソールから接続プールを作成するときにだけ指定してください。
リソースタイプごとに使用するデータソースクラス名については、以下のように指定してください。
リソースタイプ | データソースクラス名 |
---|---|
javax.sql.ConnectionPoolDataSource | com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerXADataSource |
javax.sql.DataSource | com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDataSource |
注意
接続プールの設定に関する注意事項
リソースタイプ
SQL Serverのグローバルトランザクションは使用できません。このため、リソースタイプに「javax.sql.XADataSource」を指定しないでください。
データソースクラス名
「com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerXADataSource」は「javax.sql.ConnectionPoolDataSource」を実装しています。詳細は、JDBCドライバのマニュアルを参照してください。
プロパティ
以下のプロパティは一般的に指定が必要なプロパティです。指定するプロパティの詳細は、JDBCドライバのマニュアルを参照してください。
プロパティ名 | 値 |
---|---|
user | ユーザーIDを指定してください。 |
password | パスワードを指定してください。 |
databaseName | データベースの名前を指定してください。 |
serverName | データベースサーバーのIPアドレスを指定してください。 例1)IPv4の場合 127.0.0.1 例2)IPv6の場合 ::1 |
portNumber | ポート番号をデフォルトから変更した場合、変更したポート番号を指定してください。 |
注意
SQL Server Express EditionまたはDeveloper Editionを使用する場合、デフォルトではリモート接続できません。Microsoft SQL Serverのマニュアルを参照して、リモート接続が可能となるよう設定してください。