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Interstage Application Server V13.1.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

4.14.5 PostgreSQLベースのデータベース JDBCドライバ(Type4)

注意

本項で説明する設定方法は以下のデータベースで有効です。

  • Symfoware Server (Postgres)

  • Enterprise Postgres

  • Amazon Aurora PostgreSQL 互換エディション

  • PowerGres Plus

PowerGres PlusのJDBCドライバは、Windows版またはLinux版の本製品でのみ、使用できます。

環境変数の設定

以下の環境設定を行ってください。

クラスパスの設定については「4.14.1 JDBCドライバの環境設定」を参照してください。

設定項目

ドライバのバージョン

設定値(注1)

クラスパス

Symfoware Server(Postgres)クライアント機能 (12.4.0以前)

JDBCドライバ・格納先ディレクトリー\postgresql-jdbc41.jar

Enterprise Postgresクライアント機能 12以降

JDBCドライバ・格納先ディレクトリー\postgresql-jdbc42.jar

Symfoware Server(Postgres)クライアント機能 (12.4.1以降)

Amazon Aurora PostgreSQL 互換エディションの場合、PostgreSQL JDBC ウェブサイトのダウンロードページ(注3)からダウンロードした42.5.X(Xは”0”以降)のJDBC 4.2用のJDBC ドライバーを使用

JDBCドライバ・格納先ディレクトリー¥postgresql<バージョン>.jar(注2)

PowerGres Plusクライアント 10以降

JDBCドライバ・格納先ディレクトリー\postgresql-42.<バージョン>.jar(注2)

1) SolarisまたはLinuxの場合、“\”を“/”に読み替えてください。

2) <バージョン>は、“-42.5.0”や“-9.3-1102”などの文字列です。

3) PostgreSQL JDBC ウェブサイトのダウンロードページは"https://jdbc.postgresql.org/download/"です。

接続プールの設定

接続プールの設定に以下を指定してください。
リソースタイプにはデータソースクラスが実装するインターフェイスを指定してください。

パラメタ

指定値

名前

任意の値

リソースタイプ

以下のいずれかを指定してください。

  • javax.sql.ConnectionPoolDataSource

  • javax.sql.DataSource

  • javax.sql.XADataSource

データベースベンダー

Postgresql (注)

データソースクラス名

以下のいずれかを指定してください。

  • org.postgresql.ds.PGConnectionPoolDataSource

  • org.postgresql.ds.PGPoolingDataSource

  • org.postgresql.ds.PGSimpleDataSource

  • org.postgresql.xa.PGXADataSource

) データベースベンダーは、GlassFish Server管理コンソールから接続プールを作成するときにだけ指定してください。


リソースタイプごとに使用するデータソースクラス名については、以下のように指定してください。

リソースタイプ

データソースクラス名

javax.sql.ConnectionPoolDataSource

org.postgresql.ds.PGConnectionPoolDataSource

javax.sql.DataSource

org.postgresql.ds.PGPoolingDataSource

org.postgresql.ds.PGSimpleDataSource

javax.sql.XADataSource

org.postgresql.xa.PGXADataSource

注意

接続プールの設定に関する注意事項

  • リソースタイプ

    PowerGres Plusのグローバルトランザクションは使用できません。このため、PowerGres Plusの場合は、リソースタイプに「javax.sql.XADataSource」を指定しないでください。

  • データソースクラス名

    Enterprise Postgresクライアント機能 10、および、PowerGres Plus クライアント V10より、org.postgresql.ds.PGPoolingDataSource クラスの使用が非推奨となりました。
    Enterprise Postgresクライアント機能 10以降、または、PowerGres Plusクライアント V10以降、または、Amazon Aurora PostgreSQL 互換エディションを使用する場合でリソースタイプに「javax.sql.DataSource」を指定する場合は、データソースクラス名に「org.postgresql.ds.PGSimpleDataSource」を指定することを推奨します。

プロパティ

以下に指定できるプロパティを説明します。説明されているプロパティ以外は編集する必要はありません。指定するプロパティの詳細は、JDBCドライバのマニュアルを参照してください。

プロパティ名

user

ユーザーIDを指定してください。

password

パスワードを指定してください。

databaseName

データベースの名前を指定してください。

serverName

データベースサーバーのIPアドレスを指定してください。

portNumber

ポート番号をデフォルトから変更した場合、変更したポート番号を指定してください。