パラメータ点検機能は、GlassFishの機能に関するパラメータ設定誤りやアプリケーションの誤りを検出することが可能となります。
環境構築時や運用環境変更時、アプリケーションテスト時にパラメータ点検機能を利用することで、運用環境でのトラブル対処を削減できます。
また、運用環境で定期的に実行することで、トラブルの予兆を検出できます。
パラメータ点検ツールは、以下の4機能を提供します。
domain.xml検証機能
本機能は、domain.xmlに設定された以下の項目をチェックします。
ポート番号設定誤り(重複、推奨されない番号)
リソース設定誤り(JDBC接続プール、JDBCリソースの作成忘れ)
各種プールの設定誤り(スレッドプール、コネクタ接続プール)
JVMオプションの設定誤り(存在しないオプション、削除不可オプションの削除)
指定できない定義の設定(マルチバイト文字)
アプリケーション検証機能
本機能は、アプリケーションに関する以下の項目をチェックします。
JDBCドライバのクラスパス設定誤り
製品提供ライブラリーとの競合
JSPコンパイル結果
ログ設定検証機能
本機能は、ログ設定に関する以下の項目をチェックします。
サーバーログのログレベル設定
ログ診断機能
本機能は、ログから以下の項目をチェックします。
メモリー不足の予兆
アプリケーション処理時間タイムアウト超過
Webサーバコネクタの送受信タイムアウト超過
JDBCコネクション解放漏れ
注意
アプリケーション検証機能のJSPコンパイル結果を点検する場合は、DASおよび、GlassFish Serverクラスターを停止した状態で実行してください。
参照
パラメータ点検機能の設定については、「4.24.1 パラメータ点検機能の設定」を参照してください。
パラメータ点検機能の実行については、「11.19 ijchkcfg」を参照してください。