アプリケーションを実行するハードウェア環境によっては、以下のハードウェア資源の動的再構成機能が利用できる場合があります。
DR(Dynamic Reconfiguration)機能およびCoD(Capacity on Demand)機能
DR(Dynamic Reconfiguration)機能
ハードウェア資源の動的再構成機能を利用する場合、以下の注意が必要です。
Javaプロセスの再起動
OSから見たプロセッサ数が、シングルプロセッサからマルチプロセッサ、またはマルチプロセッサからシングルプロセッサへとCPU数が変化する場合は、Javaプロセスの停止後に構成変更を行ってください。
(マルチプロセッサからマルチプロセッサへの変化の場合は、Javaプロセスの停止は不要です)
実行するJavaアプリケーションへの考慮
システム運用中にCPU数が変化するため、以下のJava APIを使用するJavaアプリケーションは、アプリケーション実行中にCPU数が動的に変化する可能性があることを考慮して各処理を実装する必要があります。
(利用可能なCPU数に影響を受けるJavaアプリケーションは、ポーリング処理などにより処理を調整する必要があります)
Java Platform API仕様:
java.lang.Runtime#availableProcessors()
java.lang.management.OperatingSystemMXBean#getAvailableProcessors()
JVMTI(Java Virtual Machine Tool Interface):
GetAvailableProcessors()
メモリ割り当てプールの省略値自動調整機能を使用しない
「-XX:+AutomaticallyJavaHeapSizeSetting」オプションを指定しないでください。