JNI(Java Native Interface)を使用したアプリケーションの開発について
下記パッケージがインストールされた開発環境で、JNI(Java Native Interface)を使用したアプリケーションを開発した場合、コンパイルの失敗や予期せぬ動作を引き起こすおそれがあります。JNIを使用したアプリケーションの開発時には、事前に必ずアンインストールしてください。
libgcj-devel
gcc-java
AwtRobot APIを使用したキーボード入力について
デスクトップ環境にGNOMEを使用している環境において、AwtRobot APIを使用しキーボード入力を行うとキーイベントが複数発生する場合があります。これはJavaアプリケーション以外でも発生する問題であり、デスクトップ環境を変更することで回避できます。
sigaltstack関数について
JNI処理モジュール(JNIインターフェースを使用するネイティブモジュール)においてsigaltstack関数を使用している場合、当該JNI処理モジュール内でメモリリークを引き起こす可能性があります。JNI処理モジュールでは、sigaltstack関数を使用しないでください。
メモリに関する処理で異常が発生した場合について
メモリ破壊などでOSのmalloc関数/free関数などのメモリに関する処理の中で何らかの異常が発生した場合、Javaプロセスがハングアップ状態となる場合があります。
GConfエラーの発生について
GNOME環境においてネットワークプロキシを設定していない場合、OpenJDK付属のwsimportコマンドを使用すると以下のメッセージが出力される場合があります。
GConf エラー: 設定サーバ (gconfd) に接続できませんでした |
wsimportコマンド使用時にネットワークプロキシを使用する場合は、GConfの設定で適切なプロキシを設定してください。ネットワークプロキシが必要ない場合は、このメッセージを無視してください。
なお、GlassFish運用コマンドijwsimportにおいても同様な現象が生じる場合がありますので、その場合は上記と同じ対処を行ってください。
GUIアプリケーションの動作に必要なライブラリ
Javaツール機能に含まれるjvisualvm、およびjconsoleを使用する場合、日本語を正しく表示するためには、インストールが必要なライブラリがあります。
詳細については、“インストールガイド”の“特定の機能に関する注意事項”の“OpenJDK”を参照してください。