ファイアウォールが有効になっていることにより、トラブルが発生する場合があります。以下の手順に従って、ファイアウォールのブロックを解除するなど、システムの設定を変更してください。
なお、操作手順(メニュー名など)は、オペレーティングシステムのバージョンなどによって異なることがあります。
Interstage ディレクトリサービス/Interstage HTTP Serverを使用する場合
Interstage ディレクトリサービス/Interstage HTTP Serverを使用する場合は、事前にファイアウォールのブロックを解除してください。
Interstage ディレクトリサービスを使用する場合は、以下のトラブルが発生する可能性があります。
Interstage ディレクトリサービスのクライアントおよびエントリ管理ツールによるリポジトリへの接続ができない場合があります。
レプリケーション環境構築が失敗する場合があります。
Interstage HTTP Serverを使用する場合は、以下のトラブルが発生する可能性があります。
Webサーバへのアクセスに失敗する場合があります。
ファイアウォールのブロック解除手順について以下に示します。
[コントロールパネル]から[システムとセキュリティ]-[Windows ファイアウォールによるアプリケーションの許可]をクリックします。
[許可されたアプリ]画面で、[別のアプリの許可]ボタンをクリックします。
[アプリの追加]画面で、以下のパスを指定して[追加]ボタンをクリックします。
機能 | ソフトウェア名 | パス |
---|---|---|
Interstage ディレクトリサービス | Interstage Directory Service | C:\Interstage\IREP\sbin\irepslapd.exe |
Interstage HTTP Server | Interstage HTTP Server | C:\Interstage\F3FMihs\bin\Apache.exe |
[許可されたアプリ]画面の[許可されたアプリおよび機能]に、3.で追加したソフトウェア名が表示されていることを確認し、[OK]ボタンをクリックします。
GNOME 環境が使用できる場合
firewall-configパッケージがインストールされていない場合はインストールしてください。
以下の手順でファイアウォールの設定ツールを開きます。
[RHEL7の場合]
[アプリケーション]メニューから[諸ツール] > [ファイアウォール]を開きます。
[RHEL8/9の場合]
[アクティビティ]をクリックし、表示されたアクティビティの中から[アプリケーションを表示する]を選びます。
[常用]の中のアプリケーションに[ファイアウォール]ない場合、[すべて]を選んですべてのアプリケーションを表示させてください。
表示されているアプリケーションの中から[ファイアウォール]をクリックしてください。
[ファイアウォールの設定]画面の[ゾーン]タブをクリックし、[ゾーン]欄からブロックを解除するゾーンを選択します。
[ポート]タブの[追加]ボタンをクリックします。
[ポートとプロトコル]画面でポート番号を入力します。プロトコルはtcp(デフォルト)を指定し、[OK]ボタンをクリックします。設定するポート番号については、「システム設計ガイド」の「ポート番号」を参照してください。
[ファイアウォールの設定]画面の[ファイル]メニューから[終了]をクリックします。
GNOME 環境が使用できない場合
以下のコマンドを実行します。
<port_no>にブロックを解除するポート番号を、<zone>にブロックを解除するゾーンを指定してください。設定するポート番号については、「システム設計ガイド」の「ポート番号」を参照してください。
firewall-cmd --add-port=<port_no>/tcp --zone=<zone> --permanent firewall-cmd --reload
Red Hat Enterprise Linux Web コンソールを使用できる場合、Webコンソールからもファイアウォールの管理ができます。
GNOME 環境、firewall-config GUI 設定ツール、firewall-cmdコマンド、およびRed Hat Enterprise Linux Web コンソールについての詳細はオペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。